「優しい人が損をする」と感じているのに優しくすることをやめられない。
これ、なぜだと思いますか?
実は、防衛反応が働いているからなんです。
そして、損する優しさをやめるには人生の主導権を取り戻すこと。これが答えです。
今日は、優しい人が損をしてしまう仕組みと、人生の主導権を取り戻す3つのステップをお話しします。
なぜ優しい人は損をするのか?防衛本能の仕組み
最初にはっきり伝えます。優しい人が損をするのは、生まれ持った性格の問題ではありません。
じゃあ何が原因なのか。子どもの頃に身についた「防衛本能」が原因です。
防衛本能が損な役回りを引き受けてしまう根本の原因なんです。どういうことか。
防衛本能があると相手の不機嫌を敏感に察知して「自分が何とかしなきゃ」と動いてしまう。
頼まれごとをされたとき「断ったら関係が壊れるかも」と感じて引き受けてしまう。
誰かが困っていたら「私がやらなきゃ」と自分から手を挙げてしまう。
これらは防衛本能が突き動かしていることが少なくありません。
相手との関係を壊さないように、自分を犠牲にしてでも優しくしてしまう。これが防衛本能の正体です。
じゃあ、なぜこんな本能が身についてしまったのか。子どもの頃に関係しています。
親の機嫌が悪いと怖かった。
怒られないように気を遣った。
空気を読んで合わせた。
子どもにとって親は絶対的な存在。嫌われたら生きていけない。だから関係を壊さないように相手に合わせることを覚えた。
これは子どもの頃に生き延びるために身につけた手段です。
これが防衛本能の始まりですが、問題は大人になった今も防衛本能が動き続けていること。
もう怖い親はいないのに、もう怒られる心配はないのに、今も、防衛本能が働き続けているから、損をしてでも優しくしてしまうんです。
しかしこれは、人生主導権を自分に戻すことで解決します。
優しい人は主導権が他者にある
ここから大事な話をします。今のあなたは、人生の主導権が他者にあります。
だから、損をしてでも人に優しくしてしまうんです。
どういうことか。
相手の反応を見て動くということは、相手に合わせて自分を決めているということ。
「これを言ったら怒るかな」
「断ったら嫌われるかな」
こうやって相手がどう思うかで自分の行動を決めている。
これは人生の主導権が自分ではなく相手にある状態です。
このまま生きていると3つのことが起こります。
主導権が他者にあると起こる3つのこと
1、自分を出せる場所がなくなっていく
相手に合わせれば合わせるほど、本当の自分を出せる場所がなくなります。
「こうしたい」と思っても言えない。
「イヤだ」と思っても断れない。
自分らしくいられる場所が、どんどん減っていきます。
2、都合よく使われる人になる。
「この人は断らない」
「この人は何を言っても怒らない」
このように思われると利用されやすくなります。
あなたの優しさにつけ込んでくる人が出てきて、頼まれごとばかりが増えていくのに、感謝もされない。
そんな関係が当たり前になってしまいます。
3、自分のことが分からなくなる。
相手に合わせ続けていると
「私は何がしたいんだろう」
「私は何が好きなんだろう」
こういう問いに答えられなくなります。
それは自分の気持ちを、置き去りにしてきたからです。
この3つのことが起きるのは、人生の主導権が他者にあるからです。
ですが、人生の主導権を取り戻すことができれば、全て解決し、優しさで損することもなくなります。
優しい人が主導権を取り戻す3つのステップ
優しい人が主導権を取り戻す3つのステップをお話します。
1、相手に合わせる前に、一度立ち止まる。
まずやってほしいのは自分の反応に気づくことです。
「あ、今、相手の顔色を過剰に気にしているかも」
「今、防衛本能が発動したな」
こうやって気づくことが大事です。
たとえば、誰かに頼まれごとをされたとき。いつもなら「はい、分かりました」とすぐ引き受けてしまう。
でも、その前に一度立ち止まるんです。
「今、私はどう感じてる?」
「本当はどうしたい?」
相手がどう思うかを抜きにして考えてみてください。
自分の本当の気持ちを確かめることに意味があります。今まであなたは、自分の気持ちを確かめる前に相手に合わせてきました。その順番を変えるだけで主導権は少しずつ自分に戻ってきます。
2.自分の気持ちを「正解」にする
立ち止まって自分の気持ちが分かったら次にやることがあります。
その気持ちを「正解」にすることです。
今まであなたは自分の気持ちを「間違い」だと思ってきました。
「断りたいなんて冷たいかな」
「行きたくないなんてわがままかな」
こうやって自分の気持ちを否定してきた。
でも、違います。
あなたが感じたことはそれが正解なんです。
「断りたい」と思ったらそれが正解。
「行きたくない」と思ったらそれが正解。
自分の気持ちに良いも悪いもありません。感じたことをそのまま認めてあげてください。
それができるようになると「私はこうしたい」が言えるようになります。主導権を取り戻す土台は、自分の気持ちを正解にすることから始まります。
3.嫌われてでも「優しくない選択」をする
ここが一番大事なところです。
自分の気持ちが正解だと分かったらそれを行動に移す。
「本当は断りたい」と思ったら実際に断る。「本当は行きたくない」と思ったら行かない。これ、怖いですよね。「断ったら嫌われるかも」「相手を傷つけるかも」その気持ち、分かります。でも、ここで逃げると何も変わりません。
嫌われてでも自分の気持ちを優先する。
損をしてでも自分で決める。
これをやらないと主導権は戻ってきません。
もちろんいきなり大きなことをする必要はありません。
最初は小さなことからでいいんです。
「あなたが決めて」と言っていたのを「私に決めさせて」と言ってみる。
「手伝うよ」と言っていたのを「今はちょっと難しい」と言ってみる。
こんな小さなことでいいんです。
「優しくない選択」をする。最初は怖いです。
「嫌なやつと思われたかな」
「本当に言ってよかったんかな」
こんなふうに思います。でも、それでいいんです。
そんな気持ちになっても、自分の気持ちを優先する。これを繰り返していくと「自分で決められた」という感覚が生まれてきます。その感覚が積み重なると、少しずつ主導権が自分に戻ってきます。
損する優しををやめるために
今日お話ししたことをまとめます。
優しい人が損をするのは、生まれ持った性格の問題ではありません。子どもの頃に身についた防衛本能が原因です。防衛本能が働き続けているから、損をしてでも優しくしてしまう。その結果、人生の主導権が他者にある状態になっている。
ここから抜け出すには3つのステップ
1つ目、相手に合わせる前に、一度立ち止まる。
2つ目、自分の気持ちを「正解」にする。
3つ目、嫌われてでも「優しくない選択」をする。
この3つを繰り返していくと、主導権は少しずつ自分に戻ってきます。
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あなたが自分の人生の主導権を取り戻せることを願っています。