- ハァ…なんで人生思い通りにならへんねん…
- やる気すら出えへんし、もう俺終わっとるわ…
- クッソ、ホンマあいつのせいで人生狂ったやんけ。
- ええ歳して人前で緊張する俺、恥ずかしっ、
- 上手くいってるやつ見てムカついてる俺が、ホンマ嫌…
昔はいつもこんなふうに思ってたな~
そんな昔の自分に言ってやりたい。
「毎日しんどいやろ?なんでしんどいかわかるか?あんたの頭の中が白黒思考になってるからやで」と。
白黒思考とは、「こうあるべき」「これが正解」「こうでなければならない」と、決めつけてしまう考え方のことです。
この思考があったから、昔の私はホンマにしんどかった。でも、今の私はめっちゃ心が楽なんですよ。
それはなんでかと言うと、グレーな考え方を取り入れるようになったからです。
白黒思考が治るグレーな考え方
ということでこの動画では、「白黒思考をグレーな考え方に変えるだけで、心がめっちゃラクになる」という例を5つご紹介します。ぜひ参考にして、あなたの人生にも置き換えてみてください。
白黒思考①:思い通りにならへんと終わりやと思ってまう
人生が思い通りにならへんと、「私は失敗した」「もう終わりや」と思ってしまいますよね?
もし、「人生はこうあるべきや」という理想とはかけ離れた現実に、「人生、失敗した」とか「もう終わりや」としか考えられないのなら、それは白黒思考です。
そんなふうに思いながら生きてても、夢も希望もないし、しんどいですよね。そういう人はこんなふうに考えてみてください。
そもそも人生は思い通りにならへんのが当たり前やと考えるんです。
なんでかというと、あなたの人生思い通りにならへんのと同じで、私も思い通りにならへんことだらけです。わたしらだけじゃなくて、多くの人が、「思い通りにへんことばっかりやな~」と思いながら生きています。
ということは、思い通りにならへんのが普通で、たまに思い通りになることもあるけど…くらいが多くの人の人生や、ちゅうことです。
こういう事実があるんやから、人生は思い通りにならへんのが当たり前やと考えといたほうが、心は楽になるんです。
まずは、「人生は思い通りにならへん」ということをベースに考えることが大事ということが一つ。
とは言え、人生を諦めようと言ってるわけではないんです。思い通りにならへんことがたくさんあるけど、何とかして一つでも思い通りにできるように頑張りましょ。ということです。
人は、思い通りにならへん人生を何とかしようと努力をする中で成長していきます。
頑張っては打ち砕かれ、頑張っては打ち砕かれ、その繰り返しやけど、たまに思い通りになったときは、喜びが一塩大きいわけですよ。喜びの大きさって、努力と比例しますよね。
思い通りにならへん人生に対して「もう終わりや…」ではなくて、人生とはそういうもんやと考えるようになったら、「ここで諦めたら終わりやし頑張ろう」って力が湧いてきます。
「思い通りにいかないのが人生」をベースにして、考えるようにしてください。
白黒思考②:やる気が出えへん自分をあかんと思う
「なんか今日は全然やる気でえへんわ…なんで私こんなにあかんねやろ」
こんなふうに思ったこと、ありませんか?
やる気が出ない日があると、「私は怠け者や」「こんなんじゃアカン」と、自分を責めてしまうのなら、それは、“白黒思考”です。
たしかに、やる気が出えへんと、「自分はあかん人間やなあ」と思ってしまいますが、でも、ちょっと考えてみてくださいよ。
人生はフルマラソンにたとえられますが、人生はぶっつけ本番です。走ったことない人間がフルマラソン走ってんのと一緒です。
マラソンしたことない人間が、フルマラソン走ったらどうなります?無理して走り続けたら途中で意識飛びますよ。
無事にゴールまでたどり着こうと思ったら、歩いたり、座って休憩せな、体がもたんでしょ?人生もそれと同じやと考えたらいいんです。
私らロボットちゃうんやから、精神的な疲れ、肉体的な疲れ、どちらかの疲れが溜まるだけで、気力が奪われてやる気がなくなる時もありますって。
それが人間ってもんやということをベースに考えたらいいんです。そしたら、やる気が出えへん日がある自分を認めてあげることができます。
絶対にやってほしくないのは、やる気が出えへん自分をダメ人間扱いすることです。
私も昔は、やる気が出えへん日があるのは甘えやと思っていました。でもそれって、自分で自分をいじめてるのと同じことやから、精神的に病むんです。
鬱や適応障害、パニック障害とか、いろいろありますが、みんな自分に厳し過ぎます。
やる気が出えへん時は、 「頑張り過ぎて疲れたんやな」「これは休めってことやな」こんなふうに自分にやさしい言葉をかけて、自分で自分を労わってあげてください。
「やる気が出えへん自分はあかん」と決めつけるのは白黒思考、反対に、「そんな日もあるよ」と自分に優しくするのがグレーな考え方です。
白黒思考③:「あいつのせいで」と思う
「あいつのせいで、人生めちゃくちゃや…」
「頼むから不幸になってください…」
こんなふうに思いたくなる相手、みなさんもいるでしょ?
私もありましたよ。暴力雇用主に人生狂わされて、「あいつのせいで、人生めちゃくちゃや…」って思ってました。
でもね。誰かに人生狂わされたととしても、 「あいつが悪い」ただそれだけで終わらせたら、“白黒思考”の苦しみが始まります。
なんでかって言うと、誰かを恨み続けるということは、ずっと苦痛を受けた記憶を思い返すことになるからです。そうなると、過去に縛られてしんどいままです。
白黒思考やと、「アイツが悪い」と思ったら、それしか考えられへんようになります。
こういう時は、グレーな考え方をしたらいいんです。
私の場合やとね。「暴力雇用主のせいで人生が狂ったのは事実。でも、暴力雇用主にいじめられたおかげで、自己主張の大切さとか、人に流されてはいけないということに気づけたんです。いじめは絶対にあかんことやけど、いじめられたおかげで今の自分がある」と思ってます。
辛かったことだけに目を向けるんやなくて、そこから“得た気づき”とか、成長に目を向けると、「あいつのせいで」と思う出来事も、自分にとって必要な経験やったなと思えるようになります。
これがグレーな考え方です。
あなたの辛い過去にも、必ず、何らかの気づきや成長があるはずです。「あの出来事は、自分に何を教えてくれたんやろう?」って考えて、悪いことばかりじゃないことに気づくことが、前に進むために必要なことです。
白黒思考④:人前で緊張して上手く話せないことを恥ずかしいと思う
人前でうまく話せなかったとき、白黒思考の人はこう思います。
「いい歳して人前で緊張するやて恥ずかしいわ」
「ホンマ自分は情けない人間やわ」
「できるだけ人と関わらんようにしよ」
こんなふうに思ってしまいますが、その気持ち、ようわかります。
私も人前で話すのが苦手で、緊張し過ぎて吐き気がするわ、頭の中が真っ白になって、自分でも何いうてんのかわからんようになってました。
今は、仕事柄、人と話す機会が増えて、だいぶ慣れてきたけど、元々は人前で話すことに過度に緊張してたんです。
私が以前運営していたYouTubeチャンネルが酷いんです。誰が見ても、めっちゃ話すの苦手なんわかります。もうそのチャンネルないのですが、とにかく酷い。
こんな私から自信を持って言わせてもらいます。
慣れないことをするのに、緊張するのは当たり前です。人前で緊張する理由はこれです。「慣れてないから」ただ、それだけです。
人前で緊張するようになった原因は人それぞれ違うと思いますが、思い返せばあなたも、人生のどこかで、人前で話した時に、恥ずかしい思いをしたことがあるはずです。
私はあれが原因かもと思う出来事を覚えています。
小学生の頃、授業中に当てられた時、答えがわからんかったのに、なんか言わなあかんと思って答えたら、クラスのみんなに笑われて、めちゃくちゃ恥ずかしいと感じました。
それ以降、人前で話す度に、バカにされんようにせなあかんというのが頭にあって、人前での発言しようとすると、上手くしゃべらなあかん、アホやと思われたらアカン、という気持ちになって、過度に緊張するようになりました。
そんな私は、人前で話すことを極力避けて生きるようになりました。
そうやって生きてきたから、人前で緊張してうまくしゃべれないおじさんになりました。
あくまでこれ、自画自賛ですけど、今は、あのときよりは話すの上手くなっています。
これなんでや言うたら、答えは簡単、ただの慣れです。
私は45歳まで人前で話すのを避けてきたけど、数年前に人前で話すことを仕事にするようになってから、ちょっとずつ緊張せずに話せるようになってきました。
人前で緊張して上手く話せないことを恥ずかしいと思っている人にお伝えしたいのは、「慣れてないんやから緊張するのは当たり前」ということをベースに考えるようにしてほしいということ。
「緊張するのはダメなことだ」と決めつけるのは白黒思考です。反対に、グレーな考え方は、「慣れてないんやから緊張するのは当たり前だ」と考えることです。
もし、人前で緊張して上手く話せへんかった時は、上手く話せたかどうかよりも、苦手なことに挑戦した自分に対して「よう頑張ったな」と称賛したらいいんです。
なんでもそうですが、慣れてないんやから仕方がないということをベースに考えると、できなかった自分を責める気持ちより、次は、もうし少し上手くできるように頑張ってみようという、前向きな気持ちが湧いてきます。
白黒思考⑤:他人に嫉妬してしまう自分が嫌い
「なんであの人ばっかりうまくいくんやろ…」
「羨ましいと思ってる自分がイヤやわ…」
「嫉妬するやて、ちっちゃい人間みたいで情けない…」
こんなふうに自分を責めたことはありませんか?
嫉妬したときに、 「私はなんて性格悪いんやろ」とか 「こんな自分、ほんま最低や…」と感じてしまう人、結構多いんですけど、こうやって自分を責める感情ばっかり湧いてくるんやったら、それは“白黒思考”です。
「嫉妬」みたいに、自然と湧いてくる感情って他にもありますよね?たとえば「悪意」もそうです。そういう自然と湧いてくる感情に対して、「こんなふうに思ったらアカン」「こんなこと思う私は最低や」と、聖人君主になろうとするのは、“白黒思考”なんです。
そもそも人間なんか、未熟で、煩悩の塊なんやから、嫉妬するのは当たり前ということをベースに考えてください。
もし、嫉妬せえへんなら聖人君主やけど、それって、向上心も何もないってことやから、“生きる屍”と同じですよ。嫉妬せえへんようになったら終わりですわ。
嫉妬するってことは、「自分もそうなりたい」という気持ちがあるからでしょ?それって、向上心がある証拠なんです。
生きる屍になってる人は、向上心がないから、嫉妬なんかしませんよ。
嫉妬は、人生をもっと良くしたいという気持ちの表れで、決して悪いことではないんです。
嫉妬をグレーな考え方で捉えたらこうです。
自分はああなりたいと思ってるんやな、じゃあ、そうなれるように頑張ろう。こんなふうに力に変えることです。
そう考えたら、嫉妬した自分を責めるんじゃなくて、理想に近づくために頑張ればいいんやなって、前向きになれるでしょ?
嫉妬して、嫌がらせしたり、無視するのは最低な人がやることやけど、嫉妬すること自体は向上心の表れやから、そんな自分を大事にしてあげてください。
まとめ
いかがでしたか?「グレーな考え方」を取り入れるだけで、心が楽になることを感じていただけたと思います。
グレーな考え方は、 日常のいろんな場面で使えます。 もし、「これはどう捉えることがグレーな考え方になるの?」という疑問があれば、YouTubeのコメント欄でお答えします。
最後に大事なことを言います。 頭では「グレーでいい」とわかっていても、「白か黒か」で考えてしまう人は多いです。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。