あなたはこんなこと、ありませんか?
・「周りの人の期待に応えようと頑張っている」
・「家族や友達、同僚にどう思われているか、気にしてしまう」
・「自分の本当の気持ちや望みを忘れてしまっている気がする」
・「誰かの批判や意見に振り回されて、心が安定しない」
・「決断する時、いつも人の意見や期待を優先してしまう」
もし今言ったことが一つでも当てはまるなら、あなたは“他人軸”で生きています。
今日お話しするテーマは、多くの方が悩んでいる問題です。
先ほど言ったことに一つでも該当している人は他人軸で生きているのですが、
他人軸とはなにかを簡単に言うと、自分ではなく周りの価値観や期待に沿って生きている状態です。
つまり、自分が何をしたいのか、どう感じているのかを無視して、人の目や意見を優先していることです。
他人軸の具体例
例えば、
・誰かに褒められるために無理をしてしまう
・自分の本心を押し殺して「いい人」を演じてしまう
・みんなが選んだものに合わせて、意見を言わずに同調してしまう
・自分のやりたいことよりも、家族や友人が喜ぶ選択を優先してしまう
・相手に嫌われるのが怖くて、言いたいことが言えない
・周りの評価が気になり、常に「どう思われているか」を気にして行動してしまう
・SNSで他人の生活や成功を見て、自分も同じようにしなければと焦ってしまう
・自分が本当に興味のないことでも、周りが楽しんでいるから無理に付き合ってしまう
これらは全て他人軸で生きている人の特徴です。
他人軸で生きるとどうなるのか?
あなたは今から言うことに当てはまっていないか、確認しながら読んでみてください。
自分の気持ちが分からなくなる
他人の期待や意見を優先しすぎると、気づいたら自分が何を望んでいるのか分からなくなってしまいます。
たとえば、休日の予定を誰かに合わせることが多く、結局自分が何をしたかったのかを考えなくなっていることがありませんか?
決断力が低下する
何かを決める際に、他人の意見を常に気にするため、自分で決断する力が弱くなってしまいます。
「自分が本当にどうしたいのか」が分からないまま、常に周りの意見に流されてしまうことがあります。
ストレスと不安が溜まる
他人の期待に応えようとすることで、自分に無理をしてストレスがたまり、不安感が増してしまいます。
例えば、「相手にどう思われているか」が気になって、気が休まることがなく、心が疲れてしまうことがあるかもしれません。
他人の評価に依存してしまう
自分の価値を他人の評価でしか判断できなくなると、いつも周りからの反応や褒め言葉を求めるようになります。
そのため、周囲からの評価がないと不安に感じてしまい、自己肯定感が低くなっていきます。
人間関係が苦しくなる
他人の期待に応えようとしすぎると、次第にその相手からも高い期待が押し付けられるようになります。
最初は良い関係に見えたとしても、次第にその期待に応えきれなくなり、人間関係がストレスの原因になってしまうことがあります。
自己成長が阻害される
他人に合わせてばかりいると、自分の本当の目標や夢に向き合う時間が取れません。
結果として、自分の成長や進化を後回しにしてしまい、いつまでたっても変わらない現状に苛立ちを感じるようになります。
やりたいことが見つからない
「本当は何をやりたいのか」が分からなくなってしまい、常に空虚感や物足りなさを感じます。
周りが良いと思うことをしているはずなのに、なぜか心の中にぽっかり穴が空いているように感じてしまうこと、ありませんか?
他人の幸せが自分の幸せと感じてしまう
他人が幸せなら自分もそれでいいと思ってしまい、自分自身の幸せを見逃してしまいます。
例えば、友達や家族が楽しんでいるならそれで満足、でも本当は自分がどう感じているのかは考えていない…そんなことが繰り返されていないでしょうか?
やりたいことをやっても満足感が得られない
自分がやりたいことをやっているつもりでも、実はそれが他人の期待に応えた選択だと、心の底からの満足感が得られません。
「こんなに頑張っているのに、なぜか楽しくない…」という気持ちになったことはありませんか?
他人軸で生きることの代償
他人軸で生きていると、ストレスや不安、自己肯定感の低下、そして人間関係の悩みがつきまといます。
自分の気持ちが分からなくなり、やりたいことも見えなくなってしまう…
こういった生きづらさの原因が、実は他人軸にあるんです。
だからこそ、自分軸で生きることが必要なんです。
自分軸になることで得られるメリット
自分軸とは、他人の意見や期待ではなく、自分の価値観や望みを大切にして生きること。
これによって、初めて本当に心から満たされた人生を歩むことができます。
自己肯定感が高まる
自分で選択した道を歩むことで、自分自身への信頼が増し、「自分でいいんだ」という感覚が強まります。
結果、自己肯定感がどんどん高くなっていきます。
決断がしやすくなる
他人に左右されず、自分の価値観を基に判断できるため、迷わずに決断できるようになります。
どんなときも「自分はこうしたい」という軸があるので、スムーズに物事を決められます。
後悔が減る
自分の意思で選んだことに納得感があるので、たとえ結果がどうであれ、「これは自分が決めたことだ」と後悔が少なくなります。
ストレスが減り、リラックスできる
他人の期待に応えるための無理がなくなるため、ストレスが減り、心からリラックスして過ごせるようになります。
生活の中で「肩の力が抜けた」ように感じるようになります。
人間関係が楽になる
自分を偽ることがなくなるので、自然体でいられる人間関係が増えます。
心地よく感じる人とだけ付き合えるようになるので、人間関係のストレスも軽くなります。
幸せを感じやすくなる
他人に振り回されることが減り、自分の本当にやりたいことに時間を使えるようになるため、毎日が充実し、幸せを感じやすくなります。
他人と比較しなくなる
自分の価値観に沿って生きるため、他人と比べて落ち込むことがなくなります。
他人の評価よりも自分の満足度が重要になるので、比較する必要がなくなるのです。
時間を有効に使える
自分の本当にやりたいこと、意味を感じることにだけ時間を使うため、無駄な時間が減り、人生の質が高まります。
自分にとって重要なことが明確になるので、時間の使い方が自然と変わります。
失敗を恐れなくなる
自分で決めたことは結果に関係なく満足感があるため、失敗への恐怖が少なくなります。
失敗を「次のステップ」だと捉えられるようになり、挑戦が楽しくなります。
自信が持てるようになる
自分軸で生きると、他人に流されずに「自分の人生を自分で選んでいる」という実感が湧き、自信がつきます。
人生が自分の手にあるという感覚が生まれるので、どんなときも安心していられるでしょう。
自分の魅力が引き出される
自分を偽る必要がなくなり、本来の自分の魅力や個性が自然に表れます。
他人と違うことを恐れず、自分の良さに誇りを持てるようになります。
人の成功を素直に喜べる
自分の満足度が高いので、他人が成功しても妬むことなく、素直に応援できるようになります。
自分の軸がしっかりしていると、他人の幸せも心から喜べるようになるのです。
目標が明確になる
自分が本当に望んでいることが分かるため、何を目指すべきかがはっきりします。
自分軸を持つことで、自然と自分に合った目標が見つかりやすくなります。
小さな幸せに気づきやすくなる
自分に正直に生きていると、小さな幸せや日々の楽しみを感じやすくなります。
毎日の中で、ちょっとした喜びや満足を味わう余裕ができるのです。
自分の人生を生きている実感が湧く
他人に流されることがないので、「自分の人生を自分のために生きている」という充実感が日々感じられるようになります。
自分軸になるためのステップ
① 自分の価値観を明確にする
まず、自分が本当に大切にしたい価値観や信念を見つめ直すことが必要です。
② 小さな決断を自分でしてみる
毎日の小さな決断を、自分の気持ちを基に選んでみてください。
③ 他人の評価を手放す練習をする
他人の意見や評価に依存せず、自分で自分を認める習慣が必要です。
ただ、多くの方が、自分軸になろうとしても挫折してしまいます。
もし、簡単に自分軸になれるなら、すでにあなたは自分軸で生きられているはずです。
多くの人は、自分軸で生きる方法を学んでも自分軸になれないから、生き辛さを感じ続けています。
あなたも今現在、自分軸で生きられていないのなら、自分がなかなか変われないことは分かっていると思います。
ここで一つ質問です。
あなたがこれまで変われなかったのはなぜだと思いますか?
10秒考えてみてください。
答えは、「変われない環境で生きてきたから」です。
あなたが他人軸なのは、他人軸になるような環境で生きてきたからです。
人はどの環境で生きるかで、自分軸になるか、他人軸になるかが決まると言っても過言ではありません。
きっとあなたも、親や友達など、これまで関わってきた人の影響で他人軸になっていると思います。
しかし、これまで、何を学んでも変われなかった人も、変わる環境さえあれば確実に変わることができます。
まずは、生きている環境、つまり、関わる人達を見直す必要があるかもしれません。その可能性も視野に入れて考えてみてください。