今日は、今の仕事に楽しさを感じながらも「このままでいいのかな」という迷いを抱えていた方のご相談をご紹介します。
─ ご相談内容 ─
仮名:香織さん
年齢:46歳
性別:女性
香織さん(仮名)、46歳。現在は整体サロンでセラピストとして働いています。
もともとは医療機関で事務として勤務し、その後一般企業に転職。
仕事をやり切った感覚が出てきた頃、「もう一度、人と直接関わる仕事がしたい」という気持ちが湧いてきました。
自然療法に興味があったことも重なり、整体の資格を取得してサロンへ。今の仕事に就きました。
仕事は楽しい。でも時々、「このままでいいのかな」という気持ちが顔を出す。
今の職場を続けるべきか、病院や福祉施設など別の場所で働くべきか、それとも教える立場になる道もあるのか——そういった方向性を知りたい、というのが香織さんのご相談でした。
─ 鑑定結果 ─
香織さん、ご相談ありがとうございます。
写真を拝見して、私が感じたのは——飾らない、自然体の方だな、ということでした。
表情に力みがない。「こう見られたい」という意識より、「そのままの自分でいい」という感覚がにじみ出ている。そういう方は、人から好かれやすいんです。
今日は、その性質からお話しさせてください。
■ 写真から感じた、香織さんの資質
写真から感じた香織さんの性質を、正直にお伝えします。
自分を取り繕わない。自然体で人と接することができる。背伸びをして良く見せようとするところがない。そして、場の空気をほぐすような、明るさと柔らかさがある。
こういう方は、人に受け入れてもらいやすいという強みがあります。
初対面の人でも、なぜか話しやすいと感じてもらえる。警戒していた人が、自然と心を開いてくれる。そういうことが起きやすいんです。
これは、誰でも持てる性質ではありません。努力して身につけようとしても、なかなかできない。香織さんにとっては自然なことでも、それが大きな強みになっています。
もう一つ印象的だったのは、自虐的なユーモアがある方だな、ということです。深刻になりすぎず、笑いに変えて場を和ませることができる。
これは誰にでもできることではなく、相手との距離を自然に縮める力があります。
施術中の沈黙が気まずくなりそうな場面でも、香織さんがいれば自然と会話が生まれる。そういう雰囲気を作れる方です。
例えばこんな場面を想像してみてください。
施術を受けるお客様が、最初は少し緊張していたとします。でも、香織さんが話しかけると、だんだん表情がほぐれてくる。施術が終わる頃には、「なんか話しやすかったです」と言ってもらえる。
これは、技術だけでは作れない雰囲気です。香織さんの自然体が、相手の緊張をほぐしているんです。
■ 向いている仕事の方向性
この性質を踏まえると、「人と直接関わりながら、技術を提供する仕事」が香織さんには向いています。
「物を売る仕事」と「技術を売る仕事」は、似ているようで全然違います。
物を売る場合、自分が心から良いと思えない商品でも勧めなければならない場面が出てきます。
香織さんのような正直な性質の方には、そこに後ろめたさを感じてしまうことがある。それがブレーキになって、なかなか力を発揮しにくくなります。
でも、技術を売る仕事はそうじゃない。自分の腕と、相手との関わり方次第でどこまでも伸びていける。後ろめたさが入り込む余地がない。
香織さんが今やっている整体の仕事は、まさにそちらです。だから楽しいと感じられている。
これまでの職歴を見ても、医療の現場から事務、そして今のサロンまで、香織さんは「人と関わることへの興味」を軸に動いてきたことがわかります。
転職のたびに「人と接する仕事がしたい」という気持ちに引き戻されている。それ自体が、潜在意識からのサインです。
「なんとなくこっちに引き寄せられる」という感覚は、大切にしてください。それが適職を見つける一番のヒントになります。
■ 今の迷いと、物販への苦手意識について
「このままでいいのかな」という気持ちが出てくるとき、何かきっかけがあることが多いです。
写真から感じたのですが、香織さんが今の仕事でモヤッとする場面があるとしたら、それは施術そのものではなく、商品を勧めなければならない場面ではないでしょうか。
整体サロンでは、施術後にオイルやサプリメントなど、関連商品を勧めることがありますよね。そういう場面で、なんとなく後ろめたさを感じてしまう。
「本当にこの人に必要かな」「押しつけがましくないかな」と考えてしまって、うまく勧められない。
これは、香織さんの正直さからくるものです。
自分が心から「これはいい」と思えないものを勧めることに、体が反応してしまう。それは欠点ではなく、むしろ誠実さの表れです。
ただ、その後ろめたさが積み重なると「この仕事、自分に向いているのかな」という迷いに変わっていく。
解決策は簡単で、「物を売る仕事」の比重を減らし、「技術を提供する仕事」の比重を増やす方向に進むことです。
高齢者施設や産婦人科など、施術そのものに集中できる環境に移ることで、その迷いは自然と消えていくと思います。
また、今の職場の状況が気になっている部分もあるかもしれません。でも、そこに意識を向けすぎると「このままここにいていいのか」という焦りが生まれやすくなります。
大切なのは「この職場がどうなるか」ではなく、「自分がどこで何をしたいか」に軸を置くことです。香織さんの技術と人柄は、どこに行っても必要とされます。
今の職場でしか通用しないスキルではありませんので、そこは自信を持っていただきたいと思います。
■ 香織さんがドンピシャでやりがいを感じる相手
写真から感じたのは、香織さんが一番力を発揮できるのは「高齢者と関わる仕事」だということです。
香織さんの「自然体で、取り繕わない」という性質は、高齢者の方に特に強く刺さります。
長く生きてきた方というのは、人を見る目が鋭い。愛想だけで取り繕っている人は、すぐに見抜かれてしまいます。でも、香織さんのように飾らず、本音で関わってくれる人には、自然と心を開いてくれる。
そして、香織さん自身もその関わりを楽しめる。尊敬できる先輩たちと話すような感覚で、自然に笑顔が出てくる。
具体的に想像してみてください。高齢者施設でトリートメントをしながら、その方の若い頃の話を聞く。
「昔はこんな仕事をしていてね」「子どもの頃はこんな場所に住んでいて」——そういう話を、香織さんが自然に引き出す。施術が終わった後、「また来てね」と言ってもらえる。
その瞬間の充実感は、今の仕事では感じにくいものかもしれません。
「香織さんがいるから来た」「香織さんじゃないと嫌だ」——そういうお客様が自然と集まってくる。それが、香織さんの目指せる姿です。
■ 高齢者施設以外の選択肢について
高齢者施設の他に、産婦人科でのトリートメントも香織さんには向いていると感じています。
妊婦さんというのは、心身ともに敏感な時期を過ごしています。不安なことも多い、でも誰にでも本音を話せるわけじゃない。
そういう方に、香織さんのような自然体で受け止めてくれる人がそばにいると、どれだけ安心できるか。
「本当はこういうことが不安で」「こんなことを感じていて」——そういう声を引き出せる人は、なかなかいません。香織さんはそれができる方です。
病院やホテルでのトリートメントも、選択肢としては十分アリです。
「高齢者や、心身のケアを必要としている方と深く関われる場所かどうか」を軸に考えると、判断しやすくなると思います。
■ 「教える立場になる」という選択肢について
ご相談の中に「誰かに教える仕事」という選択肢もありましたね。正直にお伝えします。
今の時点では、そのイメージがあまり浮かんできませんでした。「教えることを仕事にしている香織さん」の姿が、まだはっきり見えてこない。
これは向いていないということではなく、香織さんに今現在そこへの明確なビジョンがまだないということだと思います。
今は焦って教える立場を目指すより、現場で経験を積みながら、自然にそのビジョンが育つのを待つ方が、香織さんらしい進み方だと感じます。
施設や病院で深く関わる経験を積む中で「これを伝えたい」という気持ちが生まれたとき、次の道が見えてくると思います。
■ 「このままでいいのかな」という感覚の正体
今の仕事が楽しいのに、それでも迷いが出てくる。これは、今の仕事がダメだということではありません。
心のどこかで「もっと深く誰かに関わりたい」という気持ちがある。今の環境では、その気持ちが完全には満たされていない。そのズレが、「このままでいいのかな」という形で出てきているのだと思います。
香織さんの資質は、「人と接することに喜びを感じるためにある」と言っても過言ではありません。
その喜びを最大限に感じられる場所——高齢者や、心身のケアを必要としている方と深く関われる環境——に身を置いたとき、「このままでいいのかな」という迷いは消えていくと思います。
今すぐ動く必要はありません。でも「高齢者と深く関わる仕事」という軸を、これからの方向性として頭に置いておいてください。
どんな場所に行っても、香織さんの自然体はそのままでいい。それが一番の強みですから。
香織さんらしさを大切に、自信を持って進んでいってください。
─ ご感想 ─
鑑定結果を読んで、まず「どうしてわかるんだろう」と思いました。
物販が苦手なこと、後ろめたさを感じていること——誰にも話したことがなかったのに、写真だけでそこまでわかるのが不思議です。
「このままでいいのかな」という迷いの正体が、仕事への不満じゃなくて「もっと深く誰かと関わりたい」というズレだったと言ってもらえたとき、なんだかじわっときました。
ずっとモヤモヤしていたものがハッキリして、とてもスッキリしました。
それから、「誰かに教える仕事」について「今のところそのイメージが見えない」と言われたのも、妙に納得できました。
実は自分でも、「なんとなく教えることも面白そう」とぼんやり思っていただけで、「こういう人に、こういうことを伝えたい」という具体的な気持ちは全然なかったんです。
ビジョンがない人にはビジョンが見えないのですね。それも不思議です。
「この人のそばにいたい」と思ってもらえる仕事をしたい、という気持ちが、鑑定を読んでから初めてはっきりしてきました。
だから、高齢者の方と深く関われる場所を、真剣に探してみようと思っています。
私の中で方向性が決まりました。本当にありがとうございました。
