この記事では、「人の目を気にして生きづらかった女性が、どうやって“自分”を取り戻したのか」
そのプロセスをお話しします。
もしあなたが、
「人の目が気になって疲れる」
「自分の気持ちがわからない」
そんな生きづらさを感じているなら、この記事で“どうすればいいのか”が分かります。
人の目が気になって生きづらかった40代女性
今日は、以前、私の講座に受講してくださった40代の女性の話をします。その女性は、いつも人の目を気にしてばかりで、自分の気持ちを後回しにして生きてきました。
たとえば、本当は断りたいのに「嫌われたくない」と思って引き受けてしまったり、家族のことばかりを優先して、自分のことを後回しにしたり、ちょっと注意されただけで「やっぱり私は恥ずかしい人間だ」と落ち込んでしまったり…
人が自分のことをどう思うかばかりを考えてしまい、言いたいことを言えないまま、ずっと心の中にモヤモヤを抱えて生きてきました。
しかも女性は、40代になっても、自分が本当にどうしたいのかさえ分からなくなっていたんです。
自分がどうしたいの変わらなくなる原因
その原因は、長いあいだ「人にどう思われるか」を基準に生きてきたことにあります。
子どものころに、「みんなと同じようにしなさい」と言われ、人に合わせることが“いい子”だと思って育つと、自然と自己主張が控えめになります。
すると、「自分の気持ちは後回しにしよう」「私が我慢すればうまくいく」そんな体験をするので、“人を優先するほうがいいんだ”と覚えていくんです。
その結果、人の目を基準に物事を考えるようになって、少しずつ“自分がどうしたいのか”が分からなくなっていくんです。
そしてその行き着く先が、「自分の気持ちが分からない」「何を選べばいいのか分からない」という状態です。
人の目が気になる人が自分を取り戻すための3つのステップ
女性は、40代をすぎてから「自分は何のために生きてるんだろう…」「自分らしさがわからないままでいいのかな」と思うようになったそうです。
そんな時に、私の学院に入って来られたわけですが、その女性が、“自分を取り戻すために実践した3つのステップ”があります。
このステップを続けた結果、わずか4か月で、自分の本当の気持ちに気づき、自分を大切にできるようになりました。
是非参考にしてみてください。
STEP① 「自分の気持ちを優先してもいい」と気づく
まずは、“自分の気持ちを優先してもいい”と気づくことから始まります。
この女性はこれまで、
「自分を優先するなんてわがままだ」
「私が我慢すればうまくいく」
そんなふうに思い込んで生きてきたと話していました。
人の目を気にして生きづらくなっている人は、自分の気持ちを後回しにすることが、“当たり前”になっているんです。
でもまずは、その「人を優先しなきゃ」という考えが、自分を苦しめる原因になっていることに気づくことが大切です。
「自分の気持ちを優先してもいい」と思えるようになると、少しずつ、自分の本音を言葉にできるようになり、自分の気持ちを優先して行動できるようになります。
そうすると、心の中に、「自分の人生を生きている」という実感が湧いてくるんです。
STEP② 「うまくいくか」ではなく「やりたいか」で考える
次のステップは、「うまくいくかどうか」ではなく、「やりたいかどうか」で考えることです。
この女性は、何かを決めるときに、いつも迷ってばかりいました。
「どちらを選んでもリスクがある」
「どちらが正しいのかわからない」
そんなふうに考えすぎて、結局、人に聞かないと決められなかったそうです。
私は女性にこう伝えました。
「完璧を目指そうとするから、あれこれ考えて決められないんです。うまくいくかどうかじゃなくて、“やりたいかどうか”で考えてみてください」
その言葉を聞いた彼女は、ハッとしたようにおっしゃいました。
「そうか、私、いつも“正解”ばかり探していたから決められなかったんですね」
人の目が気になって生きづらい人ほど、失敗を恐れています。だから“失敗しない道”を選ぼうとして、決められなくなってしまいます。
そして、自分で決めてこなかったから、自信も育たないというループにハマってしまうんです。
でも女性は、私の言葉をきっかけに、“やってみたい気持ち”を大切にするようになりました。
すると、物事がだんだんシンプルに見えるようになったと話していました。
人生の選択を“自分の意思”で決めていくうちに、少しずつ、自分の決断に自信が持てるようになり、自分の気持ちを大切にできるようになっていきます。
STEP③ 「うまくできない自分」を責めずに受け入れる
最後のステップは、「うまくできない自分を責めずに受け入れること」です。
この女性は、うまくできなかったとき、いつも自分を厳しく責めていました。
「また失敗した…」
「やっぱり私はダメだ…」
そんなふうに、心の中でずっと自分を責め続けていたんです。
でも、完璧な人なんていません。誰にでも、うまくいかない日や、気分が落ち込む日があります。
私は女性にこう伝えました。「“できない自分”を否定するんじゃなくて、“そんな日もある”って思ってください。それが、人間らしさなんです。」
最初はピンとこなかったようですが、この言葉をきっかけに、女性は少しずつ「このままの私でいいんだ」と思えるようになっていきました。
そして、その気持ちが自然に表情にも表れ、こわばっていた表情が柔らかくなっていったんです。
人は、“できている自分”だけを認めようとすると苦しくなります。
でも、“できない自分”を受け入れられるようになると、心の中に“安心感”が生まれます。
その安心感こそが、人の目を気にしすぎない心の土台になります。
うまくいかないときも、「私は私のままでいい」そう思えることが、あなたの本当の強さに変わっていきます。
人の目を気にしていた女性が3つのステップを続けた結果
この3つのステップを続けた結果、女性はこう言いました。
「これからは、人の目を気にするよりも、自分の気持ちを大切にして生きていきます」
その言葉を口にしたとき、彼女の目は力強く、輝いていました。
以前は、いつも“人にどう思われるか”を気にして、周りの反応にびくびくしておられましたが、今は、人がどう思うかではなく、“自分の気持ち”を大切にされています。
そして、笑顔でこう言ってくれました。「人の目を気にしないって、こんなに楽なんですね。やっと分かりました」
人の目を気にして生きづらくなっている人ほど、根がまじめで、やさしい人です。
だからこそ、その優しさを、“自分を責めるため”ではなく、“自分を大切にするため”に使ってほしいなと思います。
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次回は、人の目が気になる人が知らない、“人の目を気にしない人”の考え方についてお話しします。