人の顔色を伺ってしまう5つの理由|やめられない仕組みとやめる方法

あなたは、何かを決めるとき、相手の顔色を見て決めたり、本当は断りたいのに、相手の顔色を気にして引き受けてしまったり、自分の意見があっても、相手の顔色を気にして言えなかったりしませんか。

人の顔色ばかり伺って生きるのは疲れますよね?

きっと「人の顔色を伺う人生を卒業したい」と思っているのではないでしょうか。

この記事では、なぜ人の顔色を伺ってしまうのか、人の顔色を伺ってしまうのをやめるために知っておくべき仕組みと、人の顔色を伺うのをやめる方法をお話しします。

目次

人の顔色を伺うのをやめるために絶対に欠かせないこと

人の顔色を伺う人生から卒業するために、絶対に欠かせないのが、なぜ人の顔色を伺ってしまうのか、その仕組みを知ることです。

仕組みを知らなければ、何も始まりません。

たとえば、痩せようと思ったとき、運動や食事制限をしますよね?それは太る仕組みを知っているからです。

顔色を伺うのも同じ。まずは仕組みを知ってください。

次は、人の顔色を伺ってしまう仕組みについて話していきます。

人の顔色を伺ってしまう仕組み

人の顔色を伺ってしまう仕組みには、5つのパターンがあります。

1.嫌われる恐怖

人の顔色を伺う人は、「嫌われたくない」という気持ちが強いです。

だから、相手の機嫌を損ねないように、常に気を配り、相手が不機嫌そうだったら、「私が何かしたかな」と不安になります。この「嫌われる恐怖」があるから、顔色を伺ってしまうんです。

2.自分に自信がない

自分に自信がないと、相手の評価が気になって、顔色を伺ってしまいます。

「こんなことを言ったら、どう思われるだろう」「間違っていたら、バカにされるかもしれない」

だから、会議で意見を言いたくても、人目が気になって黙ってしまう。友達と遊ぶ場所を決めるとき、相手の顔色を見て、相手に任せてしまうというように、自分に自信がないと、顔色を伺ってしまうんです。

3.否定された経験

過去に、自分の意見を言って否定された経験がある人は、「また否定されるかもしれない」と思ってしまいます。

親に怒られた、友達に否定された、上司に叱られた。そういう経験が積み重なると、「自分の意見を言うのは危険だ」と思うようになります。

過去に否定された経験があるから、顔色を伺ってしまいます。

4.承認欲求が強い

承認欲求が強い人は、「人に認められたい」「評価されたい」という気持ちが強いです。

だから、本当は嫌でも、頼られたら断れない。無理をしてでも評価される立ち振る舞いをしてしまう。

承認欲求が強い人は、人に認められることで自分の価値を感じようとするから、顔色を伺ってしまうんです。

5.自分の意思を伝えない

自分の意思よりも「相手がどう思うか」を基準にして、「私は何が食べたいか」ではなく、「相手は何が食べたいか」で決めたり、買い物に誘われたら、「自分が行きたいから」ではなく、「誘われたから」で決めてしまう。

このように、自分の意思を伝えずに相手に合わせていると、相手の反応を気にして、顔色を伺ってしまうんです。

この5つのパターンが重なって、人の顔色を伺うことが癖になってしまいます。

でも、この仕組みが分かれば、やめることもできます。

人の顔色を伺うのをやめる方法

では、どうすれば人の顔色を伺うのをやめられるのか。

人の顔色を伺ってしまう仕組みがわかっていれば、解決策が見えてきます。

人の顔色を伺ってしまう仕組みを解決する5つの方法をお伝えします。

1.「嫌われる」ではなく「相性が合わない」と考える

嫌われる恐怖があると、顔色を伺ってしまいます。

でも、人には相性があります。合う人もいれば、合わない人もいる。

もし、あなたが自分らしくいて、それで離れていく人がいたら、それは「嫌われた」のではなく、「相性が合わなかった」だけと考えてください。

相性が合わないと考えれば、嫌われるという概念ではなくなるので、嫌われる恐怖が薄れます。

2.自信を持つ

自分に自信がないと、「私の意見なんて価値がない」と思ってしまいますが、自信を持っていいんです。

あなたの意見は、あなたの経験から生まれたものです。

この動画を見てくださっているのは、30代後半から50代半ばの女性が多いのですが、そんな経験豊富な人の意見には価値があります。

あなたが生きてきた過程は、誰とも違う唯一無二のものです。

同じ出来事を経験しても、人によって感じ方は違います。あなたが何を大切にして、何を選んできたか。それがあなたの意見を作っています。

だから、あなたの意見には価値があるんです。

その経験に、自信を持ってくださいね。

3.否定された経験の考え方

過去に否定された経験があると、「また否定されるかもしれない」と思って顔色を伺いますが、「否定された = 価値観が合わなかった」と理解してください。

否定されたのは、価値観が合わなかっただけなんです。

人には相性があります。合う人もいれば、合わない人もいる。

否定されたとき、「この人とは価値観が合わないだけ」と考えてみてください。

すると、あなた自身を否定する必要がないことがわかります。

「否定された = 価値観が合わなかった」この考え方なら、否定されても、「考え方あわへんな」で終わりです。傷つきません。

4.自分で自分を認める

承認欲求が強くなるのは、自分の評価を他者に委ねているからです。

その結果、人に認められようと思って、無理をすることになります。

でも、自分の評価は自分ですればいいんです。

仕事は遅いけど、料理は得意。料理はできないけど、ゲームなら負けない。なんでもいいから、自分の得意なところに目を向けてください。

そこに焦点を当てれば、自分で自分を認めることができます。

そうすれば、承認欲求を満たすために、無理をして相手が望む行動をすることがなくなります。

5.自分の意思を伝える

自分の意思を伝えないと、顔色を伺ってしまいます。

でも、自分の意思を伝えることで、すべてが変わります。

「私はこう思うけど、どう?」と相手に投げかけてみてください。

そうすると、意見が合う人は、相性が合う。意見が合わない人は、相性が合わないだけ。という軸ができます。

自分の意思を伝えることで、合わない人が離れ、合う人が残ります。

この本質を理解していれば、顔色を伺う必要がなくなります。

なぜなら、自分の意思を伝えた結果、離れていく人がいても、それは「相性が合わなかっただけ」だと分かるからです。

自分らしくしていて、それで残ってくれる人が、本当にあなたと合う人です。

顔色を伺う人生を卒業する最後のステップ

人の顔色を伺ってしまうのは、「他人軸」で生きているからです。

今日お話しした5つの仕組みと5つの方法。これらはすべて、他人軸から自分軸に変わるためのものです。

自分軸で生きられるようになると、人の顔色を伺う必要がなくなります。

あなたが今、他人軸なのか自分軸なのか。それを知ることが、人の顔色を伺う人生を卒業する最後のステップです。

「他人軸→自分軸 診断シート」を用意しています。

あなたが今、他人軸で生きているのか、どの程度の他人軸なのかが分かるチェックリストです。ぜひ受け取ってくださいね。

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