人間関係に疲れるのは、あなたの“あるクセ”が原因かもしれません
そのクセに気づくだけで、人付き合いの疲れがウソみたいにラクになる人、実は多いんです。
私はこれまで、13年間で3,000件以上の悩みに向き合ってきましたが、その中でもいちばん多かったのが、“人間関係のしんどさ”でした。
あなたも人間関係、しんどいな…と思うこと、ありませんか？
職場でも、家族でも、友達や知人との何気ない会話でも、いつも気をつかってばかりで、あとからドッと疲れる。
「ちゃんとしなければ」「嫌われたらどうしよう」そうやって無理をして頑張っていませんか？
もしそうなら、ふとしたときに、こう思うと思います。
「なんで、私はいつもこんなにしんどいんやろう？」実は、そういう人には、いくつか共通する“ある特徴”があります。
このブログでは、人間関係に疲れてしまう人の特徴を5つ紹介しながら、どうして人との関わりが、こんなに苦しく感じてしまうのか。
その“答え”を詳しくお伝えしていきます。
最後まで読むことで
- 無意識にやってしまっている“疲れるパターン”に気づくことができ、
- どうして頑張っても苦しいのか、その理由が見えてきます。
- 人との関わりが、ラクになるヒントが手に入ります。
では、さっそく本題に入っていきます。
人間関係に疲れる人の共通点
1.「空気を読みすぎてしまうこと」
会話中、相手の表情が曇ると、「今、まずいこと言ったかも…」と気になって、本音が言えなくなってしまう。
「嫌な思いをさせたくない」と思うあまり、自分の気持ちはいつも後回し。
「ちゃんと気をつかわないと、嫌われてしまう」そんな思い込みがある人ほど、こうなりやすいです。
この状態が続くと、どこにいても気を張ってしまって、「誰といてもしんどい」「わかってもらえない」と感じてしまうようになります。
周りからは「優しい人」に見られても、あなたは無理してるので、疲れてしまう。
空気を読みすぎることは、人間関係に疲れてしまう人に、よくある共通点のひとつです。
2つ目の特徴：「NOが言えないこと」
やりたくない仕事でも、頼まれたら断れずに「いいよ」と言ってしまう。
本当は気が進まない誘いでも、「断ったら悪いかな」と無理に参加してしまう。
相手にどう思われるかが気になって、嫌でも「大丈夫です」と笑顔で答えてしまう。
こうした人には、「嫌われたくない」「期待を裏切りたくない」という思いが隠れていることが多いです。
でも、相手を優先し続けると、気づかぬうちに自分がすり減っていきます。
「優しい人」と思われたとしても、それはずっと我慢して、自分を犠牲にしている状態で、とてもしんどいです。
NOが言えないのも、人間関係で疲れてしまう人に、よくある共通点のひとつです。
3.「気をつかわないと、自分には価値がない」と思ってしまうこと
たとえば、言われる前に察して動くのが当たり前になってたり、頼まれてないのに、先回りして行動してしまったり。
会話が止まると「気まずいかな」と感じて、無理に話題を作ってしまったりなど。
こういう人は、「気をつかわないと愛されない」と思っていたり、「気が利く自分じゃないとダメ」だと思っていることが多いです。
小さい頃から「気遣いができてえらいね」って言われてきた人ほど、素の自分じゃ認めてもらえないと思い込んでしまいます。
だから、誰かと会うたびに「ちゃんとせな」「気をきかさな」と、常に気を張っていまいます。
周りからは「できる人」「気配り上手」に見えても、神経をすり減らして、疲れ切っています。
これも、人間関係に疲れてしまう人によくある共通点のひとつです。
4.「相手を優先しすぎてしまうこと」
たとえば、ご飯に行って「私はなんでもいいよ」と全部相手に合わせたり、体調が悪くても「迷惑かけたらあかんし」と無理して出かけたり。
本当はしんどいのに、相手の話をずっと聞いてしまう。
自分の気持ちは、いつも“後回し”。
それが当たり前になると、「自分がどうしたいか」が、わからなくなっていきます。
「わがままに思われたくない」「ちゃんとしてる人でありたい」こういう思いが強い人ほど、相手を優先しすぎてしまいます。
そうやって我慢していると、身勝手な扱いを受けるようになってどんどん苦しくなっていきます。
人に優しく思われることができても、我慢し続けている状態。
それでは、人と関わるのがしんどくなるのは当然です。
「自分を後回しにする」ことも、人間関係で疲れてしまう人によくある共通点のひとつです。
5.「人の機嫌に振り回されてしまうこと」
たとえば、上司や家族が不機嫌になると、「私、なんかやらかしたかな…」と不安になってしまったり。
反応がいつもと違うと、ひとりで反省会が始まったり、どうにかしてか機嫌を直そうとして、気をつかいすぎてしまったり。
「空気を悪くしたくない」「相手をイライラさせたくない」そんな思いが強い人ほど、相手の感情に振り回されやすいです。
でも、人の機嫌って、その人の問題なんです。
たとえば、店員さんのミスに対して、怒る人もいれば、冷静に対応する人もいる。
同じ状況でも、反応が違うのは“その人の人間性”の違いがあるからです。
相手の人間性は、あなたがコントロールできません。
それやのに、人の機嫌ばかり気にしてたら、人と関わるたびに神経をすり減らして、ずっと緊張状態が続いてしまいます。
「人の機嫌を気にしすぎること」も、人間関係に疲れてしまう人に、よくある共通点のひとつです。
人間関係に疲れてしまう人に共通する思考のクセ
ここまで、人間関係に疲れてしまう人の共通点を5つ紹介してきましたが、実は、こうした特徴には“あるもの”**が関係しています。
それが──「思考のクセ」です。
たとえば、
- ちゃんとしなきゃ
- 迷惑をかけたらあかん
- 嫌われたら、自分の価値がなくなる気がする
そんなふうに、知らん間に思い込んでいませんか？
こういう思い込みがあると、人と関わるたびに気をつかって、我慢して、自分の気持ちを飲み込んでばかりになります。
ほんまはしんどいのに「大丈夫なふり」をしてしまったり、「こんな自分じゃダメ」と、自分にずっとダメ出ししたり。
最初はちょっとした生きづらさやったのが、気づいたときには、
- 何をしたいか、わからなくなっていたり…
- 人前で気を抜くことができへんようになっていたり…
- 人と話すのが怖くなっていたり…
毎日顔を合わせる、家族や職場の人ですら、気を遣いまくって、疲れ果ててませんか？
そんな状態やと、いつ心の病になってもおかしくないですし、すでに心の病になっている人もいるのではないでしょうか。
そんなふうに、自分の人生を生きてる実感が持てなくなってしまうことも少なくありません。
周りの人には、あなたの我慢が理解されていないから、誰にも弱音を吐けずに、ますます自分を追い込んでしまう。
心をすり減らして、気づいたときには“何のために生きてるんやろ”って感じるようになります。
「思考のクセ」って、ただの“考え方の傾向”に見えるかもしれませんが、放っておくと、確実に命を削っていきます。
でも、安心してください。
こうした**「思考のクセ」**は、自分の意志で無理やり変えるもんじゃなくて、“気づくこと”で、少しずつ変えていけるんです。
多くの人は、その思考のクセに気づかないまま、「なんで私はうまく生きられへんのやろ…」って悩み続けています。
でも、思考のクセに気づくだけで、今までとは違って、疲れない人間関係が築けるようになります。
誰かに言われて変えるんじゃなくて、「これ、私のクセかもしれん…」って、自分で気づけたときに、はじめて心がラクになっていきます。
これは、意志が強いとか弱いとかは関係ありません。
「気づこうとする意志があるかどうか」だけの違いなんです。
そしてその一歩が踏み出せたとき、あなたの中で何かが少しずつ変わり始めます。
「無理しなくていいんや」
「もっと自分を大事にしていいんや」
そんなふうに、自分にやさしくできる時間が、少しずつ増えていきます。
その先には、我慢せずに人と関われたり、自分を責めずにいられたり、ラクな人間関係がちゃんと待っています。
だからどうか、「変わらなきゃ」じゃなくて、まずは「気づいてみようかな」くらいの気持ちで、ゆっくり向き合ってみてください。
あなたが今よりもっとラクに、自分らしく生きていけるように、心から願っています。
