今日は「自分を大切にする」と決めた人に必ず訪れる試練についてお話しします。
この試練を、知らないとせっかく変わろうとしたのに、元に戻ってしまう、そういう大事な話です。
というのも、多くの人が「自分を大切にしよう」「人に合わせるのをやめよう」と決意しても、気づいたらまた我慢している。また人の顔色を伺っている。結局何も変わってない。こういう状態になってしまうんです。
これはなぜかというと、今日お話しする試練が訪れることを知らずに、変わろうとするからなんです。
実は「自分を大切にする」と決めた時に必ず起きる試練があって、それを知らないと、いくら頑張っても元に戻ってしまうんです。
今日はその試練の正体と、試練の乗り越え方をお伝えします。
「試練」の正体とは?
「自分を大切にしようと決めたのに、なんで試練が訪れるの?」って思いますよね。
でも、これは必ず訪れます。試練は避けては通れないので、試練が訪れることを分かった上で心構えをしておかないと、いくら頑張っても元に戻ってしまいます。
では、その試練とは何なのかというと、今まで「相手がどう思うか」で決めてきた人は、断ったら嫌われるかな。これを言ったら相手が傷つくかな。私さえ我慢すればうまくいく。そうやって自分を後回しにしてきた。
でも「自分を大切にする」と決めるということは、その生き方を変えるということです。
「相手がどう思うか」じゃなくて「自分はどうしたいか」で決める。この軸の切り替えをするということです。
ここで覚えておいてほしいのは、変ることを決意しても、周りの人は、その決意を知らないということです。
なので、周りの人はこう思っています。
「断らない人」
「頼めばやってくれる人」
「我慢してくれる人」
そんな人が変わろうとすると周りは、断らずにやりなさいよ。頼めばやるのがあなたでしょ。我慢するのがあなたらしさでしょと、人が変わることに反発します。
これが試練の正体です。
自分を大切にすると訪れる試練・3つの具体例
ここからは具体的に、どんな試練が来るのかをお話しします。3つあります。
1つ目の試練、理解を得られない
例えば、無茶ぶりしてくる上司がいて、これまで無茶な仕事を押し付けられてきたとします。そんな人が、自分を大切にするために、「次は断ろう」と決意します。
でも実は、断り切れないことが多いんです。
そもそも断ること自体、心理的ハードルの高いので、そこで止まってしまう人もいます。
でも、絶対に断るんだと強い意志を持った人は、断る段階に進みます。
手に汗握り勇気を出して断った時、上司は、「はいそうですか」と言うとは限りません。なんとかしてやさせようとあれこれ言ってきます。
今までやってくれてたじゃない、きみしかいないんだから頼むよと言われたり、言われた仕事をやるのが君の仕事だろと怒られたりして、断れないように話を持っていきます。
その時、あなたはこう思うんです。
「これで断ったら評価が下がるかも」
「断ったら、風当たりが強くなるかな」
「やっぱり私がやるしかないのかも」
こんなふうに思ってしまったら、自分の立場を守るために、変わらない選択をしてしまい、結局変われません。
変わろうと決意しても理解を得られない、これが一つ目の試練です。
2つ目の試練、自分を優先したら、悪者扱いされる
例えば、今まで家族のために自分の時間を全部使ってきた人は、家事も、子どもの世話も、親の介護も、自分の人生を犠牲にして、全部引き受けてきたと思います。
そんな人が、ある日、「私も自分の時間を作ろう」と思ったら、家族の協力が必要になってきます。
例えば、「今日は私、夜に予定があるから、夕飯はお願いね」と、今まで全部やってきた人が、初めてお願いをしたら、家族は「えっ、急に何?」「お母さんつくりなよ」「なに言ってんの?」と言われる。
他にも、親の介護で毎週末実家に通っていた人が、「今週は少し休ませて」と言ったら、兄弟から「親の面倒をみないってどういうこと?」「人としての心がないの?」と責められる。
他にも、家事をやらない旦那さんを持つ人に多いのですが、働きに出たいから家事を手伝ってほしいと頼んだら、「家事を疎かにするなら働きに出るな」と言われる。
自分を大切にしようとしただけなのに、まるでわがままを言っているかのように悪者扱いされる。
こんなふうに周りに反対されたら、「私が悪いのかな…」と思い、自分を大切にすることを諦めてしまいます。これが2つ目の試練です。
3つ目の試練、思考パターンを繰り返す
これは、周りの人が問題ではなく、自分自身の問題です。
例えば、「もう人に合わせるのはやめよう」と決めても、また相手の顔色を伺ってしまう。また「どう思われるかな」と考えてしまう。また自分の意見を飲み込んでしまう。
「あれ、私、全然変われてない」
「やっぱり私には無理なのかな」
こうやって自分には無理だと諦めます。
でもこれ、あなたが弱いからじゃないんです。長年身についた思考パターンは、簡単に変わらないだけなんです。何十年もかけて身についたものが、決意した翌日に変わるわけがない。
これを前提で考えていかないと、自分には無理と結論付けて諦めてしまいます。
これが3つ目の試練です。
この3つの試練は、「自分を大切にする」と決めた人には必ず来ます。しかも、1つだけじゃなくて、2つ来ることもあれば、3つ全部来ることもあります。大事なのは、こういう試練が訪れることを事前に知っておくことです。
試練のことを知らなければ「やっぱり私は変われない」「他の人のようにはいかないんだ」と諦めてしまいますが、試練がくることを知っていたら、「あ、これが試練か」と気づくことができ、冷静に対処できます。冷静に対処できるから、諦めることなく、変わることができるんです。
試練が訪れる仕組み
ここで大事な話をします。なぜ試練が訪れるのか。
それは、自分を大切にしようとすると、あなたの行動が変わるからです。
例えば、無茶ぶりしてきた上司の仕事を断るようになったり、一人でやっていた家事を家族にお願いしたり、子育てを旦那さんに頼んだり、親の面倒を見る時間を減らしたりするようになります。
このように、あなたの行動が変わると周りの人はどう思いますか?
「どうしてやらないんだ」
「やってくれないと困る」
と思うはずです。
特に、今まで、あなたに頼ってきた人ほど、あなたが変わると困ります。
だから、前のあなたに戻そうとして、人格を否定するようなことをいってきたり、あなたがいかに間違ったことをしているのか分からせようと、説教してきます。
これが試練の正体です。
ここで大事なポイントをお伝えします。このポイントを分かってないと、試練に負けてしまうので、しっかり、頭にいれておいてください。
試練は、あなたが変わると都合の悪い人が、変わるのをやめさせようとして起こります。
周りを優先してきた人には、必ずといっていいほど、あなたに都合よく甘えてきた人がいます。
そういう人達は、これからも都合よく甘えたいんです。だから、あなたが変わらないように、あれこれ言ってきます。
あれこれ言われるのは、あなたが間違っているからではない、ということを絶対に忘れないでください。
もし、あれこれ言われたら、その時、冷静に考えてみてください。
自分が変わることは相手に取って都合の悪いことか?
この視点をもって、考えるんです。
おそらくほとんどの場合、あなたが変わると、相手にとって都合が悪いからあれこれ言っています。
無茶ぶりしてくる上司は、やってもらわないと、自分がやる羽目になるから困る。家事をお願いされた家族は自分の負担になるから困る。子育てを頼まれた旦那さんはゲームする時間がなくなるから困る。親の面倒を見てもらわないと自分が見る羽目になるから困る。
このように、相手にとって都合が悪いからあれこれ言ってきます。
もし、相手にとって都合が悪いからあれこれ言っていることに気づけたら、相手の言うことを聞かなくていいことがわかりますよね。
相手のいうことを聞く必要がないとわかれば、自分の意志を貫けばいいだけです。
この試練の仕組みを知っていれば、あれこれ言われても、ブレません。自分の軸ができるので、試練に振り回されず変わることができます。
試練が来た時の対処法3ステップ
自分を大切にしようと行動し始めた時、あれこれ言ってくる人がいる。
この試練に対して、どういう心構えでどういう対応をすればいいのか、対処法として3つのステップをお伝えします。これを知っていると、冷静に対処できますので、是非参考にしてください。
ステップ1「相手にとって都合が悪いから言っているのか?」を確認する
あれこれ言われた時、まず冷静にこの質問を自分に投げかけてください。
「この人は、私が変わると都合が悪いから言っているのか?」
例えば、上司が「頼むよ、君しかいないんだから」と言ってきた時。私が断ると自分がやらなきゃいけないから言っているのか?
家族が「なんで急にそういうこと言うの?」と言ってきた時。私がやらないと自分がやらなきゃいけないから言っているのか?
このように、「この人は、私が変わると都合が悪いから言っているのか?」で考えると、ほとんどの場合、答えは「はい」です。
相手は、あなたのことを心配して言っているのではなく、自分が困るから言っている。
これに気づくだけで、「自分のことしか考えてないのかよ」ということがわかり、相手の言葉の受け止め方が変わります。
もし、相手に困る理由がないのなら、あなたのことを心配してあれこれ言っている可能性が高いので、その時は、耳を傾けてもいいかもしれません。
ステップ2。相手の都合なら、聞かなくていいと判断する
ステップ1で「相手の都合だ」と分かったら、次はこう判断してください。
「これは聞かなくていい」
相手が困るからといって、あなたが犠牲になる必要はありません。
相手の都合は、相手の問題です。上司が困るなら、上司が解決すればいい。家族が困るなら、家族で分担すればいい。あなたが全部背負う必要はないんです。
「でも、そんなこと言ったら関係が悪くなるかも」と思うかもしれません。
でも考えてみてください。
あなたが犠牲になることで成り立っている関係は、本当にいい関係ですか?
あなたが我慢することを前提にしている関係は、対等な関係ですか?
聞かなくていいと判断することは、わがままではありません。対等な関係を作るための第一歩です。
自分を大切にできている人は対等な人間関係を作っています。対等な人間関係を作るらないと、自分を大切にすることはできないからです。
だから自信をもって、相手の都合なら聞かなくていいと判断してください。
ステップ3。罪悪感が出ても、自分を犠牲にしない
ステップ2で「聞かなくていい」と判断しても、相手の言動を見ると罪悪感が出てきます。
「断って悪かったかな」
「相手を困らせてしまったかな」
「私ってわがままなのかな」
この罪悪感は、消えません。
長年「人を優先することが正しい」と思って生きてきた価値観が根底にあるからです。でも、罪悪感があるからといって、自分を犠牲にすることはありません。
これまでの自分が他人ファーストだっただけで、本来は自分ファーストであるべきです。
活き活きと生きている人を思い出してください。人に言われるがまま、自分を犠牲にしているようにみえますか?
自分の意志で、やる時はやり、断る時は断っていますよね?
自分を犠牲にするような選択をしない。それが、自分を大切にする生き方です。
罪悪感が出ても、「罪悪感があるのは当然」「これでいいんだ」と思って下さい。罪悪感を感じながらも、自分を大切にする選択をする。これを繰り返していくうちに、罪悪感は少しずつ薄れていきます。
この3つのステップを試練が来た時は思い出してください。
試練の本当の意味(意外な真実)
最後に、大事な話をします。
試練の本当の意味です。
試練と聞くと、乗り越えなきゃいけない壁、つらいもの、邪魔なもの、そんなイメージがありますよね。
でも実は違うんです。
試練は、あなたの軸を作るために必要な経験です。
どういうことか。
試練は、あなたに「本当にこれでいいんだね?」と確認してくれています。もう我慢する生き方はやめる。自分を大切にして生きる。
本当にそれでいい?その覚悟、本物?と聞いてくれてるんです。
だから試練が来た時に、「はい、これでいいです」と自分の意志を貫くたびに、あなたの軸はどんどん強くなっていきます。
試練を乗り越えるたびに、「自分を大切にする」という生き方があなたの中に根付いていくんです。
逆に言うと、試練がなかったら、変わることはできません。試練があるから、意志を貫く機会がある。覚悟を試す機会がある。試練があるから、変わることができるんです。
試練は、自分を大切にする軸をつくるために必要な経験、試練が訪れるのは当然のことだと思って向き合ってくださいね。
最後に伝えたいこと
今日の話をまとめます。
「自分を大切にする」と決めた人には、必ず試練が訪れます。
・理解を得られない
・自分を優先したら、悪者扱いされる
・思考パターンを繰り返す
これらの試練で元に戻りそうになりますが、これはあなたが間違っているからではなく、変わろうとしているから起きることです。
そして、試練の正体は、あなたが変わると都合の悪い人が、変わるのをやめさせようとすることです。
試練が訪れた時は、3つのステップを思い出してください。「相手にとって都合が悪いから言っているのか?」を確認する。相手の都合なら、聞かなくていいと判断する。罪悪感が出ても、自分を犠牲にしない。
試練は、自分を大切にする軸をつくるために必要な経験です。試練を乗り越えるたびに、「自分を大切にする」という生き方があなたの中に根付いていきます。
もし今、試練の真っ最中にいる人がいたら、大丈夫です。あなたは間違っていません。それは、変わろうとしている証拠です。そのまま突き進んでください。
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