あなたは、疑問に思ったことがないですか?
「バチが当たる」という言葉はよく聞くけど、なんでバチが当たる人とバチが当たらない人がいるんやろうか?
例えば、悪いことをしているのに全然不運に見舞われない人がいる一方で、誠実に生きているのに次々と不運に見舞われる人もいる。
この違いは何だと思いますか?
深い意味があることを知っていますか?
そして、バチの話をすると必ず言われるのが、「私の知っている人で、嫌がらせをしているのに何年もバチが当たらない人がいます。どうしてですか?」
これと似たようなことを言われます。
今日はこれらの真相に迫りつつ、「バチを回避する具体策」についても徹底解説します!
是非最後までご覧ください。
「バチが当たる」とは?
それではまずはじめに、「バチが当たる」とは何なのかについて話していきます。
「バチが当たる」という表現は、仏教の考え方から来ています。
「バチ」とは、仏教用語の「罰」から来ているのですが、悪い行いをした人に対して、天や神仏から与えられる報いのことを指しています。
そして仏教には、因果応報(いんがおうほう)という教えがあります。
これは自分の行いや行動が、良くも悪くも未来に結果をもたらすという意味になりますが、この教えが、「悪いことをした人にはバチが当たる」という意味合いで広まりました。
バチが当たった人を見て、「因果応報だ」というのは、仏教の教えから来ています。
すぐにバチが当たらない人がいるのはなぜ?
しかし、悪いことをしても、すぐにバチが当たらない人が多いと思いませんか?
例えば、万引き犯の多くは万引き常習者です。
だいたい万引きで捕まるのは、初めての万引きではなく、常習的に万引きをしている人が捕まります。
すぐにバチが当たるんやったら、初犯で捕まる人が多くなるはずでしょ?
これ一つをとってみても、悪いことをしてもすぐにバチが当たらないことがわかりますよね。
あなたも「意地悪な人になんでバチがあたらへんねん!」って、思いますよね?
私も思います。
バチってすぐに当たらんもんなんです。
因果応報のタイミングは人それぞれ
ではなぜすぐにバチが当たらないのか?について話していきますが、因果応報のタイミングは人それぞれだからです。
因果応報とは、「原因があって、結果がある」という意味です。
良いことをすれば良い結果が、悪いことをすれば悪い結果が返ってくる、というのが因果応報です。
因果応報では、行動の結果がいつ現れるかは、人によって違うとされています。
悪い行いをすればすぐに返ってくる人もいれば、長い年月が経ってから、返ってくる人もいます。
すぐにバチが当たる人と、当たらない人の違い
ではなぜ、すぐにバチが当たる人がいる一方で、長い年月が経たないとバチが当たらない人がいるのか、その理由について話していきます。
すぐにバチが当たる人と当たらない人の違いは、ズバリこれ!
素直か素直じゃないかの違いです。
すぐにバチが当たる人は素直な人です。
例えば、深夜アパートで騒いでいたら、お隣さんから注意を受けた。
注意を受けることは因果応報です。
素直な人は、注意をされたら静かにしますが、素直じゃない人は、注意を受けても、謝罪するどころか、逆切れして喧嘩を吹っ掛けたり、嫌がらせをしてきます。
だからバチが当たらないように見えるのですが、注意をされている時点でバチは当たっているんです。
ただ、その程度のバチじゃ反省しないんです。
そんな性根の腐った人には、もっと大きな罰が必要です。
その人の人生を揺るがすような大きな罰、命を脅かすような大きな罰です。
その大きな罰を受けるために、悪い種をたくさん蒔いているんです。
悪い種が芽吹いた時、人生を揺るがすような大きな罰、命を脅かすような大きな罰が与えられ、腐った性根を根本から改める機会を与えられます。
今は泳がされているだけ
最初に話した「嫌がらせをしているのに何年もバチが当たらない人」は、悪い種をたくさん蒔いているところです。
今は泳がされているから、はたから見るとバチが当たらないように見えますが、何十年先になろうが必ずバチが当たります。
バチが当たるタイミングは人それぞれです。
70歳80歳になってから大きな罰を受ける人もいれば、今世のバチを来世に持ち越す人もいます。
性根が腐っている人ほど、バチが当たるのが遅いので、その人にバチが当たるのを待っていても時間の無駄です。
バチが当たるのを見届けることを考えるより、自分が幸せになることを考えましょう。
バチが当たるのは学びと成長のため
そして、なぜバチが当たるのか?という話をしますが、バチは成長や学びのために当たります。
私達は数々のバチが当たる中で反省し、成長しています。
つまり、バチが当たるということは、罰を通じて学び、成長するチャンスということです。
「バチが当たった…」と思う人は、そのバチを通じて何かを学び、魂の成長を遂げる機会を与えられているということです。
逆に、「自分はバチが当たらない」と感じる人は、まだバチを学びと成長に変えるレベルに達していないということです。
あなたは、過去にバチが当たった経験から何を学びましたか?
その経験が、今の自分にどのような影響を与えたか振り返ってみてください。
きっと人間的成長に繋がっていると思います。
バチを回避する具体策
では、バチを回避するにはどうしたらいいのか?という話をします。
ここからは、バチが当たらないために、実践できる具体的な方法をお伝えします。
誠実であること
最も重要なのは、誠実な行動を取ることです。
嘘をつかず、他人を裏切らず、正直に生きることで、結果として良い因果応報が自分に返ってきます。
例えば、あなたが職場でミスをしてしまいました。
すぐに上司に報告するか、隠しておくか悩んだ結果、正直に報告することを選びました。
最初は上司に叱られましたが、誠実な行動を取ったことで、逆に上司から信頼を得ることができました。
数ヵ月後、あなたは責任感のある誠実な人だと認められ、昇進のチャンスが巡ってきました。
もし隠していたのがバレたら、信用を失うという形でバチが当たり、せっかくの昇進を棒に振ることになります。
このように、誠実な対応をすることで周囲から信頼を得られ、その信頼が長期的に良い因果応報として返ってきますので、バチを回避することができます。
感謝の気持ちを忘れないこと
感謝の気持ちは、ポジティブなエネルギーを生み出し、それが自分に返ってきます。
たとえば、あなたのご主人は、あなたに食事を作ってもらうことが当たり前になっていました。
だからあなたもご主人に優しくすることができませんでした。
しかしある日突然ご主人から感謝の気持ちを伝えられました。
あなたはそれ以降、ご主人に優しくできるようになり、ご主人に感謝を伝えられるようになりました。
結果、ご主人との関係が良くなりました。
このように感謝の気持ちを伝えると、悪い種を蒔くことが無くなり、バチを回避することができます。
感情のコントロール
自分の感情をコントロールすることが、バチを回避することに繋がります。
例えば、あなたが車で運転中、後ろの車に煽られました。
怒りがこみ上げましたが、冷静になり、急ブレーキや挑発的な行為をすることなく、煽り運転手をやり過ごしました。
その結果、大きなトラブルに発展せず、事故を避けることができました。
もしあなたが感情に任せ煽り返していたら、事故や警察沙汰となり、大きな「バチ」を招いていたかもしれません。
感情をコントロールすることもバチを回避することになります。
思いやりを持つこと
他者に対して思いやりや優しさを持つことが、バチを避けるための鍵です。
「自分さえよければいい」と思って生きていたら、あなたが困っていても「誰も助けてくれない」という形でバチが当たりますが、
人を助けたり、親切な行動をしていると、困った時に助けてくれる人が出てきます。
周りの人に親切な行動を取ることで、良い因果応報が自分に返ってくるので、思いやりを持つことは、バチを回避することになります。
表面だけでは判断できない「見えないバチ」もある
では最後に、バチが当たらないように見えて既に当たっているかもしれないという話をします。
私たちは人の表面しか見えません。
バチが当たっていないように見える人でも、実は内面で苦しんでいるかもしれません。
成功している人や幸せそうに見える人でも、その内面は孤独や不安を強く抱えていて、実はとても苦しんでいるのかもしれません。
はたから見てバチが当たっていないように見えても、「精神的な部分でバチが当たっていることもある」ということをお伝えしておきます。
最後に
ここまでお話ししたように、「バチが当たる」かどうかは、私たちの行動次第です。
私たちの行動次第でバチを避け、むしろ幸運を引き寄せることができます。
是非、皆さんが今から実践できることを考えてみてください。
それが未来の自分にどんな結果をもたらすか、楽しみにしていきましょう。