人から雑に扱われて、惨めで、悲しくて、悔しい思いをしたことはありませんか?
私はちゃんと接しているのに、どうしてこんな雑な扱いをされなきゃいけないの?と思いますよね。
雑に扱われる問題は、心理系の動画や本でもよく取り上げられています。距離を置きましょう、毅然と言い返しましょう、無反応になりましょう、スルーしましょう、自己肯定感を高めましょう、と。
これらは間違いではありません。ですが、それで本当に雑に扱われなくなった人は、どれくらいいるでしょうか。
実は、雑に扱われなくなるための本当の対処法は、心理学では言われていないことなんです。私はその本質に辿り着いたことで、雑に扱われることがなくなりました。そして、その本質を知らない人だけが、いつまでも振り回されているんです。
この記事では、人を雑に扱う人の心理と正体、そして、心理学では言われていない、本当の対処法についてお伝えします。最後まで読んでいただくと、明日からの人間関係が変わります。
雑に扱う人の本当の心理
実は、人を雑に扱う人には、ある共通点があります。それは、自分の中で見下す人をつくって、その人を攻撃するということです。
人を雑に扱わない人は、自分のほうが立場や人間的に上だと思っていたとしても、誰と関わるときでも、一人の人として接します。だから人を雑に扱うようなことはしません。
しかし、人を雑に扱う人はそうではありません。常に、自分が見下せる人がいないか探しています。
なぜ見下せる人を探すのか
人を雑に扱うことで、自分の精神を保とうとする心理が働いているからです。
人を雑に扱う人は、プライベートや人生そのものに不満を抱え、大きなストレスを抱えています。そのストレスの矛先を、見下せる人に向けるのです。
そして、自分自身に対する不満も抱えています。もっとこうあるべきだ、もっとこうしたいという気持ちが満たされず、今の自分に満足できていません。
人を見下して攻撃すると、自分のほうが上という優越感に浸ることができます。優越感を感じて、その不満を和らげているんです。
つまり、人を見下してストレス発散したり、優越感に浸らないと、自分の精神を保てない可哀想な人ということです。
雑に扱うとはどういうことか
ここで誤解のないように補足しておきます。雑に扱うと言っても、怒鳴ったり、命令したりする攻撃的な態度だけではありません。
- あなたの意見だけを採用しない
- お礼を言わない
- 予定を勝手に変える
- 面倒なことを押し付ける
- 話を最後まで聞かずに遮る
- あなたの話を聞き流す
- ダルそうな返事をする
- 「冗談」と言いながら傷つける言葉を言ってくる
こうした、人を不快にさせることが、雑に扱うということです。
人を雑に扱う人は相手を選んでいる
そして、人を雑に扱う人は、全員に同じことをしているわけではありません。相手を選んでやっています。
上司や取引先、自分より強い相手には、雑な態度を取りません。もし、誰彼構わず雑な態度をする人がいるのなら、その人は社会生活ができません。社会生活ができている以上、必ず、相手を見て使い分けているのです。
見下す相手を選ぶ3つの基準
では、人を雑に扱う人は、何を基準に「見下す相手」を選んでいるのか。
本人は、明確な基準を設けているというよりは、感覚で相手を選んでいると思いますが、わかりやすく言葉にしてお伝えします。「見下す相手」を選ぶ判断基準は3つです。3つ全てに該当すると、雑な扱いを受けることになります。
1つ目:反撃する人かどうか
人を雑に扱う人は、相手が反撃してこないかを必ず見ています。
人を雑に扱う人の目的は、ストレスを解消したい気持ちや、優越感に浸りたいという気持ちからきています。もし反撃されたらどうでしょう。ストレスを解消するどころか、逆にストレスが溜まります。もし反撃されて負けでもしたら、優越感に浸るどころか、敗北感を味わい、凹むことになります。
自分は傷つきたくない、という弱い気持ちがあるから、反撃してこない人を選ぶのです。
2つ目:勝てそうかどうか
人を雑に扱う人は、この人が怒ったところで怖くない、と思う相手を選びます。万が一、相手がキレても、勝てると思う相手を選んでいるんです。
1つ目も2つ目も、立場が上か下かは関係ありません。自分よりも立場が上の上司に対して、雑な態度をする人を見たことがあると思います。それは、上司のほうが立場が上でも、怒鳴ったり脅せば黙らせることができると思っているからです。
人を雑に扱う人は、相手の印象から勝てそうな相手を選んでいます。つまり、本当は臆病者です。
3つ目:リスクがあるかどうか
人を雑に扱う人は、敵に回してもリスクがない相手を選んでいます。
さきほど述べた、反撃してこない人や勝てる相手は、敵に回してもリスクがないという理由で選んでいます。しかし、会社の社長や取引先を敵に回したら、仕事を失うリスクがあります。だから、そういう相手には丁寧に接します。
自分は痛い目に遭うのは嫌、でも、人に苦痛を与えるのは構わない。これが人を雑に扱う人の本性です。
3つの基準に当てはまる人は「ちょうどいい相手」
この3つに全て当てはまる人が、見下す相手として選ばれます。反撃してこない、負ける気がしない、敵に回してもリスクがない。
人を雑に扱う人からは、この3つが揃った人は、ストレス解消ができて、優越感に浸らせてくれる人に見えています。
腹立ちますよね。なんでお前のストレス解消と、自己肯定感を上げる手伝いをしなきゃいけないの?人に当たらないで、自分で処理してよ、と思いませんか?
私も人を見下す人からおもちゃにされた過去があるので、もう二度と、そんな人のおもちゃにされてたまるか、と思っています。こういうふうに思うようになってから、見下されなくなる本質がわかり、雑に扱われることもなくなりました。
雑に扱われない自分になる
では、どうすれば、見下されることがなくなり、雑に扱われなくなったのか。その対処法をお伝えします。
結論から言うと、雑に扱われない自分になること。これが最強の対処法です。
雑に扱われた時に何を言うか、どう反応するかではないんです。雑に扱ってはいけないと思わせることができれば、そもそも雑に扱われません。もし、雑に扱われていたとしても、相手が態度を改めるようになります。
心理学でよくある対処法とは違う
私がお伝えする対処法は、心理学でよくある対処法とは違います。
心理系の動画や本では、雑に扱われた時の対処法として、こんな方法をよく見かけませんか?
- 反論しましょう
- 無反応になりましょう
- 毅然と言い返しましょう
- 距離を置きましょう
- スルースキルを身につけましょう
- 境界線を引いてNOを言いましょう
- 自分の受け取り方を変えましょう
- 自己肯定感を高めましょう
これらが間違っているわけではありません。ただ私は、心理学の対処法にはない方法で、雑な扱いを受けなくなりました。
今からでも間に合う
「今、すでに雑にされてるけど、今からでも間に合うの?」と思う方もいると思います。
間に合います。なぜなら、人の評価は変わるからです。
仕事の場面を思い出してください。最初は仕事ができなくて、顎で使われていた人が、一年後にバリバリできるようになったら、扱いはどうなりますか?顎で使っていた人が逆に使われるようになり、上司も意見を聞くようになり、仕事ができなかった頃の扱いではなくなります。
これと全く同じです。雑に扱われる関係も、今の自分のままだと、雑な扱いは続きます。でも、自分が変われば、相手の見方が変わり、見方が変わったら、扱いが変わるのは当然のことです。
だから、既に雑に扱われているという方も「手遅れ」ではありません。
筋を通して話す
では、具体的に何を変えれば、雑に扱ってはいけないと思わせる自分になれるのか。
変えるべきは、普段の話し方です。「この人は雑に扱ってはいけない」と思わせるには、筋を通して話す人になることです。
筋を通して話すというのは、難しいことではありません。自分の考えを、なぜそう思うのかという正当な理由を添えて話す。これだけです。
具体例:意見が割れた場面
例えば、意見が割れた場面。「Aがいい」「いやBだ」と人によって主張が分かれている時に、筋を通して意見すればいいんです。
「Aは大きなメリットがあるけど、大きなリスクもある。もし失敗したら修正がきかない。Bは大きなメリットはないものの、リスクがない。今の状況だと、Bを選ぶ方が無難です」
この主張を聞いた人が、筋が通っている、と思ったら成功です。
これはどんな場面でも同じです。自分の考えを話すとき、筋が通っているだけで一目置かれます。
3つの抑止力
なぜ、筋を通すことが、雑に扱われない自分を作るのか。それは、雑に扱う人の頭の中で、3つの抑止力が一気に働くからです。
1つ目の抑止力:勝てる気がしないと感じる
人を雑に扱うような人は、怒鳴る、ため息、無視、嫌味、といった態度で、相手をコントロールしようとします。でも、筋を通して話せる人には、通用しないように見えるんです。
怒鳴っても、冷静に「で、何が言いたいんですか?」と返されそうに思う。ため息をついても、「言いたいことがあるなら自分の口で言いなよ」と言われそうに思う。無視しても「大人げないですね」と言われそうに思う。嫌味を言ったら、論理的に論破されそうに思う。
筋を通して話す人には、何をやっても子ども扱いされて勝てる気がしないんです。
2つ目の抑止力:逆に指摘されそうと感じる
雑に扱う人は、自分の言動に筋が通っていません。気分や都合で、言うことが変わります。これは、相手が指摘してこないから、通用することです。
でも、筋を通して話せる人を前にすると、この人には下手なことが言えないと身構えます。
その時の気分で話していると、「この前は〇〇って言ってたのに、なんで今日は違うんですか?」と矛盾を突かれそうに思って、言葉を選ぶようになったり、雑に扱うと、「自分が雑にされたら嫌なくせに、なんで人には平気でやるんですか?」と言われそうだからできない。
このように、筋を通して話す人の前では、自分の卑怯さや、いい加減さを指摘されそうで、できなくなるんです。
3つ目の抑止力:敵に回したら自分が潰されると感じる
雑に扱う人にとって、一番怖いのは、自分の立場や信用を失うことです。
でも、筋を通して話せる人は、職場でも家庭でも、人間関係の中で自然と評価されます。立場のある人とも対等に話すこともできるので、一目置かれる存在になります。
そういう人を敵に回したら、全員を敵に回すことになり、自分の居場所がなくなりそうで、手を出せないんです。
揺らがない自信を持つ
ただ、ここで一つ、大事な話があります。
筋を通して話すことは、論理的に考えたことを言葉にすることでできます。でも、それだけではダメなんです。
雑に扱われない自分になるためには、揺らがない自信を持つことが必要です。
揺らいだ瞬間に勝負がつく
いくら筋が通ったことをいっても、人は揺らいでしまうからです。
想像してみてください。あなたが筋が通ったことを言いました。すると相手が、「そんなの屁理屈でしょ」「あなたって冷たいよね」「みんながあなたと同じだと思わないで」と反論されたらどうですか?「私が間違っているのかな…」と揺らぐのではないでしょうか。
揺らいだ瞬間、人を雑に扱う人は感じます。「あ、この人には勝てる」と。
そうなったら、いくら筋が通ったことを言えたとしても、すべて論破され、雑な扱いを受けることになります。
だから、反論されても、揺らがない自信が必要なんです。
自信は自分の気持ちを大切にすることから生まれる
自信がないのは、能力や経験が足りないからではありません。自分の気持ちを大切にしてこなかったからです。
「こんなこと言ったら嫌われるかな」「私が我慢すればいい」「みんなに合わせよう」。こうやって、自分の気持ちを大切にしてこなかった人は、自分の意見に自信が持てません。
逆に、自分の気持ちを大切にできるようになると、自分の意見に自信が持てるようになります。反論された時、「いや、そうじゃないでしょ?こうでしょ」と、言えるようになります。
筋が通ったことを言って揺らがなければ、人を雑に扱う人は「あ、この人には勝てない」と感じます。そうなった瞬間、あなたは雑に扱う対象から外れます。
これが、雑に扱えないと思わせる、ということです。
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- 雑に扱われて、惨めで悔しい思いをしたことがある方
- 筋が通ったことを言いたいのに、反論されると揺らいでしまう方
- 自分の気持ちを後回しにしてきて、自信が持てない方
まとめ
人を雑に扱う人は、ストレス発散と優越感のために、自分が見下せる人を探しています。そして、反撃してこない、勝てる、敵に回してもリスクがない、という3つの基準で相手を選んでいます。
この3つの基準をひっくり返すには、筋を通して話す人になること。さらに、反論されても揺らがないために、自分の気持ちを大切にして、自分の意見に自信を持つことが必要です。
これができれば、雑に扱う人は「この人には勝てない」と感じ、あなたを雑に扱う対象から外します。
雑に扱われる関係は、相手の問題ではなく、自分が変わることで変えられます。今からでも間に合います。今日から、少しずつ、変えていきましょう。
