「関わってはいけない人」を見抜こうと思って、「特徴10選」のような記事や動画を見たことはありませんか。
参考にはなります。でも、10個も20個も覚えるのは大変ですし、いざというとき思い出せません。
そこでこの記事では、たった2つの「雰囲気」を覚えておくだけで、関わってはいけない人を見抜く方法をお伝えします。
さらに後半では、もう一歩踏み込みます。なぜか、いつも自分ばかりがそういう人に目をつけられてしまう。その本当の理由と、目をつけられない自分になる方法まで、お話しします。
関わってはいけない人の2つの雰囲気
関わってはいけない人には、ある雰囲気があります。大きく分けて、2つだけです。
ひとつは、かまってちゃん。もうひとつは、支配者です。
この2つだけ、頭に入れてください。
かまってちゃん
かまってちゃんは、いつも自分に注目を集めたい人です。「私を見て」「私にかまって」というアピールをしてきます。
悲劇のヒロインタイプは、「私はいつもこう」「私なんて、どうなったっていい」と言いながら、まわりを心配させてきます。
情緒不安定なタイプは、さっきまで機嫌がよかったのに、急に話さなくなったり、投げやりな態度をとったり、物に当たったりします。自分の感情を露骨に態度に出すことで、「私の気持ちをわかって!」という心の叫びを表しているのです。
かまってちゃんは、一緒にいると疲れる人です。ただ、疲れはするものの、主導権はあなたが握ることもできます。
本当に怖いのは、もうひとつのほうです。あなたに主導権を握らせず、人生そのものを壊しにくる、支配者です。
支配者
支配者は、相手を下に見る人です。下に見ている言動が、節々から見て取れます。
- 偉そうな人…態度がでかく、上から物を言う。店員に罵声を浴びせるような人が典型例
- いじる人…人の失敗や欠点を笑いのネタにする。芸人がやるのと違い、一般社会でやるのは相手を下に見ているから
- 自慢話が多い人…自分が上に見られたいという欲求からきている
- 敬語を使わない人・馴れ馴れしい人…相手を見て「この人にはこうしてもいい」と決めている
- 不平不満が多い人…意外ですが、ある側面では支配者と同じ動きをします(理由は後半で)
- 奢りたがる人…一見気前がよく見えるが、支配欲からきていることがある
支配者は、相手より上でいないと気がすまない人たちです。
関わり続けた人の末路
こういう人たちと関わり続けると、どうなるのか。ここからが、あなたにとって大事な話です。知らずに付き合っていると、あなた自身の人生が壊されかねません。
悲劇のヒロインの末路
最初は、力になってあげたいと思います。話を聞いて、慰めて、ときにはアドバイスもします。
でも、返ってくるのは「でも」「だって」ばかり。せっかくの的確なアドバイスも、全部、否定で返ってきます。
なぜなら、この人は本気で解決する気がないからです。
悲劇のヒロインは、可哀想な自分に酔っています。可哀想な自分でいることが、その人らしさになっている。だから、解決したくないのです。
つまり、その相談は「こんな私を慰めて」を武器にした、かまってほしいだけのもの。本当に抜け出したい人は、アドバイスをもらったら行動に移します。何度も同じ悩みを言う時点で、変える気がないのです。
どれだけ親身になっても、あなたが疲れるだけです。
情緒不安定な人の末路
このタイプと一緒にいると、とにかく振り回されます。
急に不機嫌になる、声を荒げる、黙り込む、物に当たる。怖いので、あなたは「どうしたの?」「私、何かした?」と機嫌をうかがいます。
でも、それをやってはいけません。なだめるたびに、相手は「不機嫌になれば、この人は思い通りに動く」と学習するからです。
あなたが優しくするほど、相手はつけあがり、不機嫌になる回数が増えていく。一生懸命なだめた結果、自分で自分の首を締めることになります。
そのうち、あなたの心は相手の機嫌に支配されます。相手が不機嫌だと落ち込み、機嫌がいいとホッとする。関われば関わるほど、あなたが病んでいきます。
かまってちゃんと支配者の違い
ここまでが、かまってちゃんの末路です。
正直に言うと、かまってちゃんはまだいいほうです。疲れはしても、離れる決断はあなたができる。主導権はあなた側にあります。
でも支配者は違います。主導権が、支配者の側にある。気づいたときには、自分の人生が相手のものになっているのです。
偉そうな人の末路
最初は「強い人で、いざというとき守ってくれそう」と思うかもしれません。でも、偉そうな人は、あなたに対しても偉そうにしてきます。
強い口調で言われると、何も言い返せない。意見も聞いてもらえない。いつのまにか、相手が親分、あなたが子分の関係ができあがります。
離れようとすると、高圧的な態度で脅され、離れることもできない。
自分の身を守るために従うしかなくなり、人生の主導権を、まるごと相手に明け渡してしまいます。相手と同じ気性なら対等になれますが、そうでないなら、相手に人生を捧げることになります。
いじる人の末路
いじりは、笑いを取るために冗談っぽく話すので、たちが悪いのです。
みんなの前で「賢そうな顔して、意外と計算遅いよな」と笑われる。嫌な顔をすると「冗談やん、ノリ悪いな」と言われ、笑うしかない。
しかも、いじりの内容は冗談といいつつ本当のことなので、怒れないし、よけいに傷つきます。
これを繰り返されると、まわりからも「ダメな人」という目で見られ、他の人からもいじられるようになります。
いじる人は、人を笑いものにして優越感に浸っているだけ。でも、いじられ続けると、あなたは自分のことを「ダメな人間だ」と思い込まされていきます。そんな人に利用されるために、あなたがいるわけではありません。
自慢する人の末路
自慢する人は、人に興味がないので、人の話を聞きません。とにかく自分の話ばかりします。
ずっと聞かされて、こちらは相づちを打つだけ。しかも「あなたには無理かもね」「私だからできた」と、さりげなく見下してくる。自慢のついでに小ばかにしてくるのです。
関わり続けると、地味にストレスが溜まっていきます。
不平不満が多い人の末路
先ほど「ある側面では支配者と同じ動きをする」と言いました。その理由です。
不平不満が多い人は、人の成功や幸せを喜べません。あなたが挑戦しようとすると「やめときなよ」「どうせ無理」と水を差し、うまくいった報告には、理由をつけてケチをつけてきます。
あなたに置いていかれるのが、許せないのです。
不平不満が多い人には2種類いて、傷のなめ合いをしたいだけの人と、あなたを下げてマウントを取りたい人がいます。後者は、あなたが次のステージにいくとマウントが取れなくなるので、引きずり下ろそうとしてきます。
あなたの成長や幸せが、その人に邪魔されてしまうのです。
奢りたがる人の末路
奢ってもらったらラッキー、と思うかもしれません。でもそれは、お金の怖さを知らないからです。
奢ったほうの立場が上になり、奢ってもらったほうが下になります。
いつも奢ってくれる人から頼みごとをされて、断れますか。「これだけ世話になっておいて、私の頼みを聞けないの?」と言われたら。それでも断れる人でも、「断るなら、これまで奢った分を全額返せ」と言われたら、どうでしょう。
奢ってもらった事実がある以上、ずっと立場が弱いままなのです。その心理を利用して、支配するために奢る人がいます。
気前のいい人との見分け方は、2つ。
- 「奢ってやった」とアピールしてくる
- こちらが自分の分を払おうとすると、怒って出させてくれない
奢られる前に見抜くなら、自分の分を出そうとしたときの反応を見てください。出させてくれる人は支配目的がない人、出させてくれない人は支配しようとしている可能性が高い。
気前がいいだけの人なら問題ありません。でも、お金で貸しを作ろうとする人は、間違いなく支配者です。
目をつけられる人と、平気な人の違い
ここまでが、関わってはいけない人と関わり続けた末路です。
かまってちゃんに関われば、疲れて、振り回されて、病んでいく。支配者に関われば、下に見られ、自尊心を削られ、最後は人生の主導権まで奪われてしまう。
できれば、こんな人たちとは関わりたくないですよね。
でも、同じ人と関わっていても、平気な人がいます。
平気な人には2種類いて、ひとつは同類。その人自身も同じことをする側なので、ぶつかりません。
そしてもうひとつが、同類ではないのに、平気な人です。
おそらくこの記事を読んでいるあなたは、同類になりたいわけではない。ただ、関わっても平気でいられるようになりたい。そう思っているのではないでしょうか。
では、同類じゃないのに平気でいられる人は、何が違うのか。
ひとことで言うと、自分の軸があるかないか、それだけです。
自分の軸がある人は、相手のペースに飲み込まれません。
- 悲劇のヒロインに無駄に同情せず、「行動しないあなたの問題」とバッサリ切る
- 情緒不安定な人にも「あなたの機嫌はあなたの問題」と切るので、感情をぶつけられなくなる
- 偉そうな人にも堂々としているので、思い通りにならないと感じて手を出されない
- いじられても反論するので、いじれない
- 自慢話をウザいと感じたら態度に出すので、相手は「言っても聞いてもらえない」と感じる
- タメ口や馴れ馴れしさにも、失礼だと面と向かって言う
- 不平不満には「あなたに原因がある」と返すので、言えなくなる
- 奢りたがる人も、軸がある人は支配できないと分かっているので、恩を着せてこない
もう気づいたかもしれません。目をつけられてしまう人は、この全部の逆をやっているのです。
悲劇のヒロインに同情してしまう。情緒不安定な人を構う。偉そうな人に言い返せない。いじられても笑って済ます。自慢を「すごいですね」と持ち上げる。タメ口に失礼だと言えない。不平不満に共感する。奢られたら断れない。
全部、相手に合わせている。自分の軸ではなく、相手を軸にして生きているのです。
そして、ここが一番大事なところです。
相手を軸にして生きていると、「私はあなたに合わせます」という雰囲気がにじみ出ます。その雰囲気を見て、関わってはいけない人は態度を変えているのです。
関わってはいけない人に雰囲気があるように、相手を軸にして生きている人も、その雰囲気を出している。これが、目をつけられる本当の理由です。
目をつけられない自分になる方法
では、どうすればその雰囲気を変えられるのか。
答えはもう出ています。自分の軸を持つことです。
「軸を持つって、どうすればいいの」と思いますよね。難しいことは言いません。たったひとつの本質だけ押さえてください。
「私はこう思います。なぜなら、こうだからです。」
これを言えるようになるだけで、「私はあなたに合わせます」という雰囲気から、「私は軸を持っています」という雰囲気に変わり、振り回されなくなります。
「でも、間違ったことを言ってしまうのが怖くて、意見を言いたくない」——そう思う人もいるかもしれません。
大丈夫です。あなたの意見が正しいか間違っているかは、関係ありません。
なぜなら、関わってはいけない人が見ているのは意見の正しさではなく、「この人は、自分で考え、自分で決める人かどうか」だからです。
理由をつけて意見を言える人は、自分の軸を持っている。たとえ言っていることが間違っていても、「この人は軸がある」ということだけは伝わります。
だから、間違ってもいい。とにかく「私はこう思う、なぜなら」と言ってみる。それだけで、関わってはいけない人の態度が変わり始めます。
「私はこう思います」が、どうしても怖いあなたへ
ただ、それでも抵抗を感じる人もいると思います。
長いあいだ相手に合わせて生きてきた人にとって、「私はこう思います」のひとことは、ものすごく怖いものです。最悪の状況を想像してしまい、なかなか言えません。
その怖さには、はっきりとした理由があります。そして、その理由がわかると、すっと言えるようになり、関わってはいけない人の態度を変えられるようになります。
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まとめ
関わってはいけない人は、大きく2つの雰囲気に分けられます。
- かまってちゃん(悲劇のヒロイン・情緒不安定)…一緒にいると疲れる。主導権はまだ自分側にある
- 支配者(偉そう・いじる・自慢・タメ口・不平不満・奢り)…主導権を奪われ、人生まで明け渡してしまう
そして、同じ人と関わっても平気な人との違いは、自分の軸があるかないかだけ。
軸がない人は「私はあなたに合わせます」という雰囲気がにじみ出て、目をつけられてしまいます。
変えるための一歩は、「私はこう思います。なぜなら、こうだからです」と言えるようになること。間違ってもかまいません。自分で考えて決める人だと伝われば、相手の態度は変わり始めます。
